めざましテレビ NEWS
政府備蓄米の販売がさきほどからローソンの東京と大阪の一部店舗で始まった。来週14日からは沖縄を除く全国の店舗で2キロの備蓄米を販売する予定。都市部で備蓄米が飛ぶように売れる一方、全国的にみるとまだ販売が始まっていない店舗が多いという現状がある。実際イオングループも今週先行販売した4店舗を除き、多くの店舗が販売を調整中。その要因の1つとなっているのが、精米をめぐる問題。岐阜県内にある精米も行っている卸売業者「ギフライス」では、随意契約を申請した大手販売店の多くが自社で精米できないため、精米の依頼が殺到しているという。精米の問題だけでなく、コメを入れる袋の製造業者にも影響。大阪市にあるアサヒパックでは、コメ袋を1日最大50万枚製造できるが、すでに2倍まで発注が増加。特殊で専門的な技術が必要で加工に時間がかかるため、供給が追いつかない事態になっているという。備蓄米流通のカギを握るのが、「コンビニでの販売」。各社が新たな一手として打ち出したのは、おにぎり。セブン‐イレブンは、来週11日から期間限定でおにぎりなどおよそ40品目の割引セールを実施。小泉農水相は、2021年産の備蓄米を随意契約した中小の小売業者や町の米店が62社にのぼったと明らかにした。