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2月の業者間の米の取引価格が発表された。2月は農水省が備蓄米21万トンの放出を発表したタイミング。農水省の発表が価格の下落につながるのではと期待されたが、価格は高騰している。農水省は通常のルートとは違う一部の中小事業者が在庫を抱え込んでいて、これが価格高騰の原因だとしている。中小事業者の目詰まりが解消されないと大手の価格は下がらない。パトリック・ハーランは非弾力的な需要がずっと続くなら、価格は下がらないなどと話した。21万トンという数字自体はインパクトがある。しかし、価格抑制には30万トンくらい必要なのではという声もあるという。3月は運送業界が最も忙しく、ドライバーが不足する時期。この時期と重なったことで流通コストが上乗せされ、価格が下がりにくいのではという指摘もある。