イット！ （ニュース）
今日日銀が発表した政策金利の0.5％程度から0.75％への引き上げ。政策金利は国の中央銀行が金融政策の一環として定める短期金利で、各金融機関の預金・貸し出しの金利にも影響を及ぼす。1995年9月以来30年ぶりの高水準に引き上げたことについて日銀の植田和男総裁は、来年は今年に続きしっかりした賃上げが実施される可能性が高い、経済・物価情勢を踏まえ金融緩和の度合いを調整することが適切だと判断したと発表した。総務省が今日発表した先月の消費者物価指数は生鮮食品を除く総合で前年同月比3.0％上昇した。金利上昇で想定される過度な円安の是正という傾向が続いた場合、価格面で特に恩恵を受けるのが肉だという。政策金利引き上げ後の円相場には現状目立った動きはない。利上げの影響が懸念されるのが住宅ローン。今日国債市場では10年ものの利回りが一時2.02％と約26年ぶりの高い水準となり、固定型住宅ローンに影響を及ぼす可能性が指摘されている。