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この夏全体で見ると株高になっている。株高の背景には、アメリカの利下げ観測とAI特需への期待があり、パウエル議長は先月22日に利下げの可能性を示唆している。利下げをすれば関税で多少インフレになっても企業の設備投資や消費が活発になりアメリカ経済が良くなる。結果的に自動車など輸出する日本経済も良くなる。エヌビディアの5月~7月まで3か月間の決算は過去最高を記録。今月中旬、アメリカで行われる会合で本当に利下げに踏み切るのかがポイントになる。また野菜の価格は暑さで生育に悪影響が出ているため上昇傾向。東京23区の消費者物価指数は減少してきているが、岸さんによるとからくりで「電気・ガス料金の政府補助の影響で低下している」ということ。米類・チョコレートなど食品の値上げも続いている。
ことし7~8月の家計消費支出額は月3512円増(東京都世帯当たり)。菓子類・冷房器具などで支出が増加。岸さんによると「衣類の支出は外出しなくなったため減少傾向にある」ということ。実質賃金指数はマイナスで、物価上昇に賃金が追いついていない状況。今月の値上げ品目数は1422品目と9か月連続で増加(前年比)。岸さんは「最近聞くのは人手不足による影響。物流費・賃金を上げざるを得ないことで物価が上昇しがち」などと話した。(帝国データバンク調べ)