郷には、従えない。~土葬墓地と国際化~

2025年5月7日放送 3:45 - 3:57 テレビ朝日
テレメンタリー2025 (テレメンタリー2025)

イスラム教徒が断食をするラマダンの1か月は日の出から日没まで水も飲めない。断食は空腹に耐えることで恵まれない人たちを思いやり平和に感謝する神聖な行動である。礼拝は1日に5回で金曜日は聖なる日とされていて、モスクに来て祈ることが勧められている。サイードさんが営むカレー屋にやって来た。ラマダン中はモスクで夕食を提供しており、週に5日で店が費用を負担している。お互いに助け合うことはイスラム教の教えであり、徳を積むことで亡くなった後は神からの恩恵があると信じられている。モスクでの夜ご飯は国籍や信仰を問わず、誰でも入ることができる。日本には今10か所ほどイスラム教のど層墓地があり、山梨・甲州市の文殊院は仏教霊園の一角をイスラム土葬墓地として開放している。渡邉好美の夫はイラン出身でそこに眠っているという。この地域では古くからイスラム教徒との交流があり、それが土葬の受け入れにつながったという。
宮城県の村井知事は土葬ができる墓地を作ろうと検討している。日本のイスラム教徒は推計35万人で土葬墓地の必要性を専門家は指摘した。国は私たちの取材に対し「それぞれの自治体が責任を持って調整してほしい」「土葬墓地を整備するかしないか国としてコメントはしない」と答えた。サイードさんは初めての息子を14年前に流産し、遺体は別府市のカトリック墓地に土葬されていた。自分の墓の未来は何も決まっていない。


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厚生労働省別府市(大分)文殊院甲州市(山梨)宮城県庁村井嘉浩別府モスク Beppu Masjid

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