クローズアップ現代 #5043 “下水道クライシス” いま都市部で何が
都市部の下水道管の長さは地球3周分にのぼる。これだけの距離を維持・管理していかなければならない。下水道管の長さが合わせて8300kmにも及ぶ札幌市。これまで経過年数などから優先順位をつけて調査をしてきた。ただ、年間で実施できるのは220km。全部調べるには38年かかるペース。時間がかかる理由の一つが調査に危険が伴うこと。先月、埼玉・行田市では下水道の点検中に作業員4人が硫化水素中毒などで亡くなっている。さらに、計画を進める上でハードルとなっているのが人手不足。八潮市の事故以降は自治体からの依頼が殺到。