首都圏ニュース845 (ニュース)
東京都の新年度、2025年度の予算案について、きょうから東京・小池知事による査定が始まった。この中ではカスタマーハラスメントいわゆるカスハラ対策を実施した中小企業への奨励金を支給する案について検討が行われた。担当部局は対策に関する手引を作成したうえで、録音機器などを整備した中小企業に対し、奨励金を30万円ほど支給する方向で調整を進めていたが、査定の結果、40万円とすることに決めた。小池知事は「雇用主の企業などの取り組みが不可欠。安心して自分の力を存分に発揮できる環境を確立していく」と語った。査定は来週にかけて行われ、この中では子育て世帯に対する経済支援の5万円増額や出産の際の痛みを和らげる無痛分べんの費用を助成する案などについて検討が行われる予定。査定を経て、都は今月末に予算案について公表する予定で、その後都議会での成立を目指す。