関係改善で新たな交流 バングラデシュ・パキスタン

2026年3月11日放送 4:43 - 4:50 NHK総合
国際報道 SPOT LIGHT INTERNATIONAL

人口約18億人の南アジア(パキスタン、インド、バングラデシュ)の動向 を解説。イスラム教徒が多いバングラデシュとパキスタンは1つの国だったが1971年の独立戦争で東側がパキスタンから独立しバングラデシュとなった。バングラデシュは独立を支援したヒンドゥー教徒が多いインドと関係を深めた。しかし近年、バングラデシュはインドとの関係悪化からパキスタンに急接近している。両国の関係は改善し新たな交流も始まっている。
今年1月末、バングラデシュとパキスタンの直行便が14年ぶりに再開された。これまでは中東などを経由する必要があったが直行便で貿易や観光に弾みがつくことが期待されている。空港の式典に参加した両国の関係者からは関係発展へ強い意欲が示された。駐パキスタン・バングラデシュ大使は「直行便の再開は私たちにとって重要な瞬間。貿易・観光・医療・教育など多くの分野で関係が拡大すると確信している」、パキスタン地元州知事は「両国間で続いている交渉によって貿易と外交関係が進むことは間違いない」と発言。これまで、バングラデシュはハシナ前首相のもと長年、インド(モディ首相)と友好関係を結んできた。しかし、2024年の政変で逃亡したハシナ前首相をインドが引き渡さなかったため関係が悪化しバングラデシュはパキスタンとの関係改善に乗り出した。
関係改善の動きはパキスタン側でも歓迎されている。パキスタンの慈善団体が運営する看護学校では去年12月、バングラデシュ政府の要請を受けて初めて5人の留学生を受け入れた。慈善団体が負担するのは2年間の学費、食費や寮の生活費。留学生は「みんな親切で生活の規則など教えてくれた」、パキスタンの学生は「まるで姉妹のよう」と話す。バングラデシュ留学生のリヤ・アクタルは「パキスタンに来たばかりなのでウルドゥー語を学んでいる」と話す。バングラディシュの課題は医療の改善。リヤはパキスタンで高度医療を学んだ後、バングラデシュで助産師になりたいという。リヤは52年前にパキスタンに移住した伯母に初めて対面した。パキスタンの約100万人がバングラデシュ系住民。伯母は「こんな風にまた会えるとは思ってもいなかった」と話す。看護学校を運営するサイエド・ティプ・スルタン代表は「ようやく友好関係が始まり大変うれしく思う。医療教育の分野から人々の関係を深め両政府に協力していけると思う」とコメント。


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シェイク・ハシナバングラデシュカラチ(パキスタン)インドパキスタンナレンドラ・モディ

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