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トランプ関税の協議期限まで1ヶ月を切るなか各国の協議が難航している。石破総理大臣はG7サミットの場でアメリカ・トランプ大統領と首脳会談を行ったが関税協議は合意に至らなかった。トランプ大統領はアメリカに戻る機内で日本について「素晴らしい会談だった」「交渉がまとまる可能性はあると思うが日本は手ごわい」「日本にチャンスはある」と語った。石破総理大臣は「我が国にとって自動車は大きな国益。国益を守り抜くために最善の努力を重ねるに尽きる。合意時期をいつまでにと申し上げることは困難」と語った。カナダで開かれているG7サミットの焦点の一つは「アメリカとの貿易協議」。カナダ・マークカーニー首相に対してトランプ大統領は「我々の関税に対する考え方は違う」と発言。一番乗りで正式合意したイギリス・スターマー首相とは和やかな雰囲気だった。みずほリサーチ&テクノロジーズ・小野亮調査部プリンシパルは「最大のアメリカの問題は自動車の貿易赤字と言っている。国益同士のぶつかり合いで、ほとんど交渉の余地はない。日本には決定的な交渉カードがない」「7月9日がメドになると思うが、日本はその後参院選も控えている。日本の政治情勢を含めても、いったん相互完全が引き上がるのはのむしかない」と指摘。