家、ついて行ってイイですか? (家、ついて行ってイイですか?(明け方))
青森のアウガ新鮮市場で家について行っていい人を探す。声をかけたのは明日娘家族がやってくるという女性で交渉するとOKしてくれた。OKしてくれたのは介護職をしているシズカさんで87歳だという。60歳までは教員として働いており、退職してからは老人ホームで働いているという。自宅に到着。玄関前には「風除室」と呼ばれるものがあり雪や冷たい風を防ぐものが設置されていた。
シズカさんの自宅を訪問。自宅は地区25年4LKの持ち家。津軽塗のお盆などを見せてもらいさらにとうもろこしでおもてなしをしてもらった。リビングにはトロフィーがあり娘が卓球で優勝して獲得したものでいっぱいあるからメダルはテストで100点を取った生徒にあげたりしたという。部屋には他にも娘さんや孫の写真、2階には夫のトシヒロさんの写真なども飾られていた。出会いは高校でトシヒロさんから「好きだ」と猛アプローチを受けて交際。旅行が好きで家族旅行へはよく行ったという。そんなトシヒロさんは70歳で亡くなったという。そのトシヒロさんとは45歳の時に離婚をしているという。トシヒロさんは友達の保証人となっていて友達が倒産し1億円の借金を抱え、トシヒロさんは破産申請をして家族を置いて東京へ逃げたという。シズカさんは破産申請はせず人から借りたものは返す信念の元教員を続けながら返済。借金をしている間は借金取りがやってきていた。元夫も働いていたが東京で暮らすのでいっぱいいっぱいの状態だったため返済は一人で行ったという。また仲が悪くなって別れたわけではないため会いに行ったりしたという。そして退職金とともに借金の返済は完了しホッとしたという。色々あったが夫を好きだったんだと思うとシズカさんは話した。すると次女のマリコさんから電話がかかってきて当時のことを聞くと小さいながら状況の把握はできていて本当に苦労したと思うなど話した。シズカさんの原動力を聞くと娘や孫、ひ孫が会いに来てくれる事と話した。アウガ新鮮市場でシズカさんの家について行ったら壮絶な人生を生き抜いた女性の家族に対する深い愛が見られた。