秋篠宮ご夫妻は、12月3日から8日まで、トルコを公式訪問された。訪問は、日本とトルコの国交樹立100周年を記念したもの。トルコは世界でも有数の親日国。秋篠宮さまはエルドアン大統領との懇談で、天皇陛下からのメッセージを伝えたほか、皇室とトルコの古くからの交流について話されたという。一方、紀子さまは、エミネ大統領夫人の案内で、国内最大の図書館を見学された。子どもたちを対象としたワークショップを視察し、額に入った飾り皿のプレゼントを受け取られた。お皿にはトルコが原産で、国の花にもなっているチューリップが描かれていた。トルコで初めて日本語・日本文学科が作られたアンカラ大学は、日本語教育の拠点となっている。学生たちは、合唱やソーラン節の踊りでご夫妻を歓迎した。日本文化のサークル活動も見学され、学生たちが書いた書道作品の力強い文字に感心されたご様子だった。
滞在4日目、ご夫妻はイスタンブールにある海事博物館に足を運ばれた。1890年に日本で遭難した軍艦「エルトゥールル号」に関する展示をご覧になった。ご夫妻は両国の友好の原点となった出来事に思いを馳せられていた。滞在中、日本と縁のある人たちとも面会されたご夫妻。東日本大震災で捜索活動に携わった緊急援助隊の隊長に、感謝を伝えられた。また、トルコ航空の元乗務員5人ともお会いになった。イラン・イラク戦争が続いていた1985年、イランに取り残された日本人215人を救出したのがトルコ航空機だった。ご夫妻は一人ひとりと握手を交わし、「深く感謝します」とお礼を述べられた。
日本とトルコの外交関係樹立100周年記念式典に出席されたご夫妻。秋篠宮さまは、エルトゥールル号やトルコ航空の協力などについて触れ、「このような両国の絆を象徴する出来事が次の100年に向かっても語り継がれていくことを願っております」と述べられた。記念コンサートでは、トルコの民族舞踊と、和太鼓がコラボレーションしたパフォーマンスが披露された。
秋篠宮ご夫妻は、イスタンブールの旧市街にある世界遺産を視察された。「トプカプ宮殿」では、絢爛豪華な宝物をご覧になった。「金のゆりかご」は、長男・悠仁さまの誕生を記念して、17年前に日本でも公開されていて、秋篠宮さまは当時を思い出しながらきらびやかな細工に魅入られていた。6世紀にキリスト教の聖堂として建てられ後にイスラム寺院となった「アヤ・ソフィア」や、伝統的な青いタイルで装飾された「ブルーモスク」も視察された。紀子さまはストールを着用し、青い光が差し込むステンドグラスを見上げられていた。
滞在最終日に足を運ばれたのは、カマン・カレホユック遺跡。約4300年前の地層を見ながら、遺跡から世界最古とされる鉄の塊が発見されたという説明を受けられた。この遺跡の発掘には、古代オリエント史の研究者だった三笠宮さまが携わり、以来、三笠宮家が3代に渡り支援を続けている。隣接するアナトリア考古学研究所は寛仁さまの協力で作られ、トルコの考古学研究の拠点の1つとなっている。ご夫妻は、出土した土器の仕分け作業をご覧になった。訪問を終え、ご夫妻は、「様々な立場で両国関係に尽力している方たちとも交流することができ、私たちにとって、有意義な旅となりました」と感想を寄せられた。
滞在4日目、ご夫妻はイスタンブールにある海事博物館に足を運ばれた。1890年に日本で遭難した軍艦「エルトゥールル号」に関する展示をご覧になった。ご夫妻は両国の友好の原点となった出来事に思いを馳せられていた。滞在中、日本と縁のある人たちとも面会されたご夫妻。東日本大震災で捜索活動に携わった緊急援助隊の隊長に、感謝を伝えられた。また、トルコ航空の元乗務員5人ともお会いになった。イラン・イラク戦争が続いていた1985年、イランに取り残された日本人215人を救出したのがトルコ航空機だった。ご夫妻は一人ひとりと握手を交わし、「深く感謝します」とお礼を述べられた。
日本とトルコの外交関係樹立100周年記念式典に出席されたご夫妻。秋篠宮さまは、エルトゥールル号やトルコ航空の協力などについて触れ、「このような両国の絆を象徴する出来事が次の100年に向かっても語り継がれていくことを願っております」と述べられた。記念コンサートでは、トルコの民族舞踊と、和太鼓がコラボレーションしたパフォーマンスが披露された。
秋篠宮ご夫妻は、イスタンブールの旧市街にある世界遺産を視察された。「トプカプ宮殿」では、絢爛豪華な宝物をご覧になった。「金のゆりかご」は、長男・悠仁さまの誕生を記念して、17年前に日本でも公開されていて、秋篠宮さまは当時を思い出しながらきらびやかな細工に魅入られていた。6世紀にキリスト教の聖堂として建てられ後にイスラム寺院となった「アヤ・ソフィア」や、伝統的な青いタイルで装飾された「ブルーモスク」も視察された。紀子さまはストールを着用し、青い光が差し込むステンドグラスを見上げられていた。
滞在最終日に足を運ばれたのは、カマン・カレホユック遺跡。約4300年前の地層を見ながら、遺跡から世界最古とされる鉄の塊が発見されたという説明を受けられた。この遺跡の発掘には、古代オリエント史の研究者だった三笠宮さまが携わり、以来、三笠宮家が3代に渡り支援を続けている。隣接するアナトリア考古学研究所は寛仁さまの協力で作られ、トルコの考古学研究の拠点の1つとなっている。ご夫妻は、出土した土器の仕分け作業をご覧になった。訪問を終え、ご夫妻は、「様々な立場で両国関係に尽力している方たちとも交流することができ、私たちにとって、有意義な旅となりました」と感想を寄せられた。