首都圏情報 ネタドリ! 首都圏で相次ぐ“闇バイト強盗” 見えてきた「共通点」
若者たちの身近で闇バイトが広がっている背景について、東京都立大学法学部教授・星周一郎はアルバイトの求人方法の変化を指摘。かつては求人誌や求人サイトを使うのが普通だったが近年、求人側もアルバイトを探す側もSNS上で直接メッセージをやり取りする方法が浸透してきている。その中に「簡単」「即払い」といった形で闇バイトと見抜けないものまで入ってきて、容易に犯罪グループとつながるようになってしまった。気をつけるべきポイントは個人情報を安易に渡さない。業務内容を詳細に確認する。報酬金額を見比べる。警察は一連の事件を受けて闇バイトに応募しても本人や家族を保護すると呼びかけ始めている。逮捕された実行役らが後に引けなくなった理由として個人情報を指示役に知られてしまって仕返しや家族に被害が加われるかもしれないと供述しているため。実際、警察は先月18日以降、46件の保護したとしている。各地の警察は今回の事件には匿名流動型犯罪グループいわゆるトクリュウというものが関わっているとみている。SNSなどを通じてメンバーを入れ替えながら犯行を繰り返すためグループの実態がつかみにくいというのが特徴。警察は首謀者、指示役の特定に向けて威信をかけた捜査を続けている。強盗殺人という形になると無期懲役か死刑しかない。
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