首都圏ネットワーク (ニュース)
新年度が始まって2ヶ月余り。中には学校に通うことにしんどさを感じる子どもたちもいるかもしれない。そうした子どもたちに癒しを与えたいと、先月、栃木県那須塩原市に馬と触れ合えるフリースクールが誕生した。子供たちをそばで見ている普段は
馬術競技の選手として活躍する広田思乃さん。その傍ら、以前から馬とともに子どもを支える活動を行ってきた。自らの高校時代に長期入院して学校生活に戻ることにしんどさを感じていたとき、心の支えとなったのが、所属する馬術部で出会った馬だった。10年ほど前からは、市営の乗馬施設の管理に携わり、小中学校の課外授業や不登校の子どもたちなどを受け入れて、馬と触れ合える場所を提供してきた。しかし、その施設が今年3月に閉鎖されたことから不登校の子どもたちの居場所を存続させたい、
自らフリースクールの開校を決めた。開講にあたっては地域の人たちに協力を仰いだ。地元の社会福祉協議会との打ち合わせでは不登校の子どもの支援などに詳しい職員に、子どもたちが机に向かいやすくなるためのアドバイスを聞いた。フリースクールの運営には、子どもたちと年齢が近い学生の力も借りることに。集まったのは近くの大学で福祉などを学んでいる馬術部の学生。この日は子どもたちを乗せた馬を安全に誘導するための注意点を学んだ。練習には乗馬を習っている中学生たちも協力。かつて不登校を経験し馬に救われた女性も協力した。こうして開校したフリースクールについて、広田さんはさまざまな境遇の子どもたちにこの居場所を提供し、これからも馬とともに子どもに寄り添い、支えていきたいと考えている。また、フリースクールに通った日数を学校の出席日数としてカウントできるような仕組みを作ろうと、学校や教育委員会とも協議を重ねている。広田さんは「子どもや保護者が気兼ねなくフリースクールを利用できる環境を整えていきたい。」と話していた。
