首都圏情報 ネタドリ! めざせ!ノーベル賞 “スーパー高校生”の探究心
市岡は、色水と油の入ったコップに発泡入浴剤を入れる実験を行った。入浴剤を入れたことで発生した二酸化炭素に包まれた色水が浮かび、二酸化炭素を外に出したあとは下に沈んでいた。市岡は、科学の魅力に気づいてもらうためこちらから魅力的に見せるような努力を時代に合わせて変えていく必要があると話した。注目度が高い論文の引用数で20年前4位だった日本は最近13位が続いており、2040年には大卒・院卒の理系の研究者や技術者などが100万人以上不足するとの試算もある。川越准教授は、これまでは研究をしていくより民間に就職したほうがいい生活ができるイメージが続いていたと話した。スーパーサイエンスハイスクールの生徒からも生活していけるか不安との声が聞かれている。ノーベル生理学・医学賞を受賞した坂口志文氏は会見で、基礎研究に対する国の支援がだんだん不足しているように感じていると話した。北川進氏は、若い人たちが研究時間を十分確保できるような政策が必要と話した。文部科学省は、科学技術人材政策に関する幅広い取り組みを総合的に推進していく必要があるとしている。