大下容子ワイド!スクランブル (トップニュース)
きょう、総裁選に出馬する意向を表明する見通しとなった高市早苗氏が沈黙を続けてきた狙いはどこにあるのか。政治部与党キャップ・澤井尚子記者によると、知名度はすでに十分だとして慌てて表に出る必要がないと考えている。水面下では高市氏も電話かけを行うなど支持を広げるために動いていたとみられる。去年の総裁選で高市氏は1回目の投票で党員がトップ、議員は72票だったが、決選投票になると議員票で差をつけられてしまった。高市氏は後ろ盾がいないのが弱点。麻生太郎元総理に支持してほしいと期待しているとみられるが、高市氏の減税政策などに麻生元総理が慎重な姿勢を持っているため、支援が得られるか分からない。さらに“強すぎる保守色”が支持拡大の障壁になっているという指摘もあり、高市陣営は極右という誤解は解きほぐす必要があり、高市氏は保守中道と話している。政府関係者によると、モデルはイタリア・メローニ首相だという。ジョルジャ・メローニは極右政党の出身で、政権を取り現実路線へ転換し穏健保守。トランプ大統領と親しい関係を築くなどリーダーとして高い評価を得ている。周囲は高市氏が総理になれば現実路線で政権運営を行うと期待している。慶応大学教授・中室牧子は「候補者が政策を披露する中で一番注目しなければいけないのは経済政策。参議院選挙の時も給付か減税か分配面の話が中心になったが、国民の分断を煽るだけ。成長する経済、賃上げが実現される経済にしていかないといけない」などとコメントした。
