鳥の言葉がわかる!動物言語学者

2025年3月30日放送 8:29 - 8:38 日本テレビ
シューイチ 中山のイチバン

鳥のことばが分かる動物言語学者・鈴木俊貴東京大学准教授と中山が代々木公園を一緒に巡って、鳥がどんな会話をしているのか教えてもらう。鈴木先生はシジュウカラという鳥の研究を通じて、動物がことばを持つことを世界で初めて解明。2023年には動物言語学という新しい学問の分野を創設。ことしには生物学で世界的権威を誇る英国動物行動研究協会国際賞「Tinbergen Lecturer Award」の受賞も決定している動物言語学の第一人者。
動物言語学者・鈴木俊貴東京大学准教授を取材。シジュウカラの鳴き声「ツツピー」は今ここにいるよと仲間に知らせる声。鈴木准教授は「鳴き声が言葉として入ってくるので、何をしているか分かる」「(シジュウカラは)録音できているのは200パターン以上。どんどん新しい言葉が録音できている」と語った。生物学では、2000年以上前から「言葉」を持つのは人間だけという考えが一般的だった。鈴木准教授は研究を続けていくうち、この考え自体が間違えではと思うように。シジュウカラはヘビを見た時だけ「ジャージャー」と鳴く。それが「ヘビ」という言葉なのか、それともただの悲鳴なのか分からないが、聞いた側はヘビを思い浮かべているはず。それを証明しようとしたという。実験方法を模索して2年。「ジャージャー」の音を聞かせた状態で枝を動かすと、枝をヘビと見間違えて確認しにくるシジュウカラの様子が確認された。実験をまとめた論文は、アメリカの一流学術誌に掲載され、鈴木准教授は一躍その名をとどろかせた。さらに世界初の大発見を繰り返す。鈴木准教授によるとシジュウカラは文章を作ることができるという。ヒントはルー大柴さん。ルー語を楽しめる理由は英語の意味を理解しているからと日本語の文法ルールにのっとっているから。シジュウカラにルー語を聞かせればいいという。シジュウカラはシジュウカラ以外の鳥の言葉も理解できる。群れを維持するために大切な言葉は「あつまれ」。他の鳥の鳴き声と混ぜた「警戒して集まれ」を理解できるのかを実験したところ、理解できて警戒しながら近づいてきたという。さらに語順を入れ替えると理解できなくなるということ。鈴木教授は「いろいろな動物の言葉がわかるようになったらいいなと。僕が立ち上げた学問を世界に発信して将来的に動物の言葉がわかる未来が実現したらいい」などと話した。


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