1年働き50万 “崖っぷち”漁師の「もずく新ビジネス」

2024年6月28日放送 0:03 - 0:12 日本テレビ
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海の中を走り回るのは沖縄のモズク漁師、東卓弥さん。一年中働いても手取りは50万円ほどという崖っぷちに立たされている。立て直しの切り札はモズクの概念を覆す新ビジネス。農林水産省によると全国の9割以上のモズクの生産を沖縄が占めている。漁に使う道具やメンテナンス費が高騰していく中、利益が出にくくなっているモズク漁。365日ほぼ休みなく働いても手元に残ったのはわずか53万円だった。この、どん底な状況を変えようと助けを求めたのが20代から全国の港を立て直してきた坪内知佳さん。今年1月、沖縄の港の現状を目の当たりにした坪内さんが注目したのは鮮度を保つのが難しく、希少なとれたてのモズクを生で売ること。これまではとったモズクは最長で2年間長期保存ができるよう塩漬け。県外の加工業者に原料出荷し消費者に届けていたが、坪内方式では原料出荷する前に早い時期から収穫をスタート。船上では常に海水に漬けておくことで酸化を防ぎ港に着くとその日のうちに手作業で丁寧にパッキングする。手間暇をかけ消費者まで全て自分たちの手で届ける。
東さんを船団長として立ち上がった水産会社沖縄うるま船団丸。今年4月、モズク漁師たちが徹底的に生にこだわった新商品「生粋海蘊」が生まれた。東さんは慣れないスーツ姿で初めての営業。販売開始から2か月後には今季のモズクはほぼ売り切れ。売り上げは前の年の1.5倍に増えた。東さんは今モズクのその先を見据えた新たな取り組みを始めていた。それは収穫の現場を体験できる生産地ツアーを本格化させること。


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