よじごじDays 長い歴史にはワケがある!日本橋老舗めぐり
1653年創業「小津和紙」は江戸中期から浮世絵に描かれていた場所で営業している和紙専門店。和紙だけで2000種類を取り扱う。杉原紙はかつて1、2を争う生産量を誇った和紙で江戸時代には障子・襖・浮世絵など幅広く使われた。店内の工房では手漉き和紙作りを体験できる。縦横に振る作業が和紙の強さを作るポイント。
問題「小津和紙の新しい取り組み、?入り和紙とは?」、正解は「種」。和紙の中にスイートバジルやコスモスなどの種が漉き込まれている。使い終わった紙に水を与えると植物の種が発芽する。小津和紙は江戸中期、初代が紙問屋を日本橋で創業。紙問屋は大成功を収め長者番付表に名を連ねた。渋沢栄一が経営理念に賛同して送った書には「温故知新」と記されている。小津和紙が愛され続ける理由は「温故知新の精神を大切にしてきたから」。