100歳の歌人が明かす物語 昭和天皇の最晩年を詠んだ歌

2025年2月24日放送 7:43 - 7:52 テレビ朝日
グッド!モーニング (ニュース)

きのう天皇陛下が65歳の誕生日を迎えられ、皇居では一般参賀が行われた。一般参賀は昭和天皇が戦後の1948年から始められた物となっていて、天皇誕生日と正月に行われる。今年は昭和天皇即位から100年という節目の年となっているが、天皇陛下は戦争について「私が生まれる15年前までは戦争の時代であったということになります」「日本において80年間平和の時代が続いていることを有り難いことと思います」と話された。歌人として昭和天皇に和歌の至難を行ってきた岡野弘彦さんに話を伺うと、昭和天皇の崩御される前について、「「手鏡に 月かたぶくと 見たまふを かなしく人は 世語りにせむ」と吟じて手鏡を手にもの思いにふけられることが多かったと振り返った。岡野さんは昭和天皇に見た悲しみを和歌に込めながらも、4年前に自身の全歌集を掲載するまで背景は伏せてきた。戦争の時代について岡野さんは切実な激しさと悲しみと喜びを併せ持った時代だったと振り返った。去年12月にも皇后さまの誕生日に御所に招かれていて「歳ごとに こと祝ぎこめて 詠みたまふ 后の宮の み歌すがしき」と歌を贈った。愛子さまは大学の卒業論文のテーマを「中世の和歌」としていたが、岡野さんとも和歌について意見を交わしていて、皇室の中では歌の伝統を折につけて祝祭日に作られているが、この伝統は消えないでしょうと伝承されることを期待していた。愛子さまは今年1月の歌会始の儀では「我が友と ふたたび会はむ その日まで 追ひかけてゆく それぞれの夢」と学生時代の友人とともに新たな道へ進むことへの思いを馳せられたが、天皇陛下は「感謝と思いやりの気持ちを持ちながら皇室の一員として一つひとつの務めを大切に果たしていくことを願っております」と話された。


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