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現在、日本は自民党と公明党が政権をとっている。しかし今回の選挙では、215となり、過半数の233には届かなかった。野党が手を組んで一枚岩になれば、石破さんが総理になることを拒否することもできる。自民党と公明党が他の勢力と手を組んで政権をとることになる。キーになるのは国民民主党だ。与党の各党の議席数。自民党191、公明党24、立憲民主党は148、日本維新の会は38、共産党は8、国民民主党は28、れいわ新選組は9、社民党は1、参政党は3、他15。近く総理指名選挙が行われるが過半数獲得で総理大臣に選出される。与党が過半数を確保できなかったことで、今後は議席数を4倍に増やした国民民主党や各党の連携が注目されている。各政党の関係性を表した図を紹介。
総選挙から一夜明け、番組が訪ねたのは宮沢博行氏。静岡3区から禊選挙。きっかけは裏金問題。安倍派の口止めを暴露し注目される。その後4月には女性問題が発覚し議員を辞職。選挙戦では有権者からは厳しい声。結果は1、2位の候補には遠く及ばず3位、落選。重苦しい雰囲気の中、役員会で石破総理は「こういう時こそ結束していこう」と呼びかけたという。小泉選対委員長は「結果の責任を受けて職を辞します」。自民党・中堅議員は「小泉さん一人が辞めてすむ問題ではない。石破さんが辞めないと党内の収まりがつかない」。石破総理は「痛恨の極み。真摯に厳粛に受け止め、我が自由民主党は心底から反省をし生まれ変わっていかなければならない」と述べ、続投の意向を示す。
今後の争点となるのは来月予定されている総理指名選挙。国会議員が投票。過半数に届かない場合、上位2人の決選投票。与党の各党の議席数。自民党191、公明党24、立憲民主党は148、日本維新の会は38、共産党は8、国民民主党は28、れいわ新選組は9、社民党は1、参政党は3、他15。野党の結集が実現した場合、総理の座も危ぶまれる局面。政治ジャーナリスト・後藤謙次さんは「ターゲットは国民民主党1本でいくのでは」という。2022年、国民民主党は予算案に異例の賛成を投じたことがある。国民民主の協力を得るためにカギを握るのが「連合」。立憲民主党・野田代表、国民民主党・玉木代表はきのう、連合の芳野会長を訪問。それぞれ謝意を伝えた。芳野会長は「立憲民主党が新しい体制となりましたので、立憲民主党、国民民主党、連合との関係性も新たに構築していきたい」。玉木代表は「連立に入りません。良い政策があれば協力するしダメなものはダメと言っていく」。自民党・小渕優子と芳野会長とのパイプを使い、国民民主党との距離を縮める思惑を描いている。後藤さんは「(自民党が)小渕さんを組織運動本部長に戻したという狙いの中にも連合を通じて国民民主党の連携を深めるそういう戦略があったのではないか」。
静岡3区で惨敗した宮沢博行氏が向かったのはおそば屋さん。カツカレーが大好物。有権者の声、どう受け止めた?宮沢氏は「正直な話をして嘘のない政治をやっていく気持ちというのはしっかり受け止めていかないといけないなとはずっと思っている」。裏金問題を抱えながらも当選したのは無所属で立候補した世耕弘成氏。新聞を読みながら思わず笑みもこぼれる。世耕氏は「極めて満足のいく結果だったと思う」。復党について「まずは自民党が判断されること。政治が安定することが何よりも重要だと思っている。自分が貢献できるのであれば貢献していきたい」。裏金議員を追加公認するのか、石破総理には難しい判断が求められている。