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今日から随意契約で購入した備蓄米の引き渡しが始まった。アイリスオーヤマのグループ会社の精米工場には購入した備蓄米が到着した。アイリスオーヤマの田中伸生氏は、精米工場も持っていて小売もやっているアイリスグループの強みが生かせたと話した。精米工場を持たない小売業者の備蓄米の精米を担う岐阜県の卸売業者では、銘柄米や競争入札の際に仕入れた備蓄米なども保管しており、1日36トン・1週間で約180トンの精米が行われている。大手小売からは既に4社精米依頼が来ており、恩田社長は、これまでは自分たちが大手小売りにコメを提供する形だったが、今回は末端の小売りから精米依頼がかかる通常とは逆になるので初めてと話した。精米作業についてはキャパ的にタイト感があるというが、来週に間に合わせるため業務の内容を変更しているという。また運賃は国が持ってくれるが引き渡しはトラックの荷台渡しになること、袋がすぐに間に合うかなどの心配を語った。次の課題として配送があり、普段からコメの配送を行うコメの運送会社では、通常業務に加え備蓄米が一気に流れ込んでくると物量が数倍に増大するだろうとしている。山際満代表は、今後どんどん随意契約が増えて時間内にクリアしようとするとどこかでパンクするのではと懸念していると話す。3つ目の懸念は転売。楽天の備蓄米通販サイトでは10分もたたないうちに売り切れとなった。LINEヤフーでは、Yahoo!オークション、Yahoo!フリマでの備蓄米の出品を禁止した。