37歳 南フランスを離れ パリ近郊の町へ

2025年9月23日放送 14:39 - 14:48 NHK総合
ゴッホが日本にやってきた!〜名画の誕生と家族〜 ゴッホが日本にやってきた!〜名画の誕生と家族〜

37歳になったゴッホはパリ近郊の町・オーヴェル=シュル=オワーズへ訪れる。心の病が治らない中で環境を変えてみようと引っ越した。この町で頻繁に会い芸術談義をしたのが医師で画家のポール・ガシェ。ガシェはゴッホに「ひたすら仕事して過去に目を向けるな」と助言したという。ゴッホは意欲的に町の教会から小さな街なかの小道など絵を描き続けた。画家になって10年経っても絵が売れないゴッホだったが、この町に来て2か月余で50点を超える素描と74点の油彩画を描いた。ある日、パリから弟のテオ一家が訪ねてきた。ガシェ医師の家の中庭で昼食会を開き、ゴッホはテオやヨーとの会話を存分に楽しんだ。翌月にはゴッホがパリを訪ねるなど、家族の交流が続いた。ところが3週間後、ゴッホは麦畑の中で自分の胸を拳銃で撃ち、ゴッホの人生は37歳で幕を閉じた。その半年後には弟のテオが病死する。テオの妻のヨーは、ゴッホの評価を高めるために動き出す。テオから引き継いだ絵を使って大規模な回顧展を開催。ゴッホからテオに宛てた大量の手紙も整理し、書簡集として出版した。
晩年になってもヨーの活動は続いた。ヒマワリの絵をロンドンのナショナル・ギャラリーに売却する。こういった一連のヨーの動きがあったからこそ、ゴッホは世界中で名声を得ることが出来た。ヨーが尽くした理由としては、夫のテオの意志を引き継ぎたかったことや、ゴッホの芸術や思想に共感し尊敬していた。ヨーが亡くなった後は、息子のフィンセント・ウィレムがその意志を引き継ぐ。ゴッホの故郷であるオランダで美術館の設立に力を尽くした。傑作の数々や貴重な資料をゴッホの人生や夢と共に伝えている。今回、展覧会の開催にあたり、テオのひ孫が来日した。ゴッホ展は東京都美術館では12月21日まで、愛知県美術館では来年1月3日から3月23日まで開催される。


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