40度超 関東・東海で観測史上最多の8日目

2025年8月30日放送 21:00 - 21:11 NHK総合
サタデーウオッチ9 (ニュース)

最高気温40.3℃の埼玉県鳩山町では、歩く人の姿はまばらだった。同じく埼玉県内で40℃超えとなった熊谷市では、気温を表示する看板の前で写真を撮る人たちの姿があった。ほかにも静岡県浜松市や三重県桑名市でも40℃を超えた。8月最後の土曜日、山口県周南市の動物園では氷に入ったエサが動物にプレゼントされていた。危険な暑さから働く人を守る取り組みも進んでいる。東京・浅草の遊園地では、午前中暑い場所で働いたスタッフは午後に涼しい場所で働くなどローテーションで対策を行っていた。今年は職場での熱中症対策が6月から企業に義務づけられた。NHKが全国の労働局に取材したところ、職場の熱中症は速報値で5月に19人、6月は176人、7月は263人で計458人となり、うち4人が亡くなっている。去年の同じ時期と比較すると200人ほど少ないものの、今年は6月が多かったことがうかがえる。都道府県別に見ると、北海道や東北地方の6県など計16の道と県で去年の同じ時期を上回っていた。職場での熱中症対策で課題となるのは、初期症状の「放置や対応の遅れ」。都内の50代の男性は先月下旬、仕事から帰宅後に発汗や頭痛、疲労感などに見舞われた。2日後も回復せず受診したところ「熱中症」と診断された。症状が出てから1か月ほどが経過したが、今も体調不良が続き仕事を休んでいるという。大手宅配会社が試験的に導入したのは、手首に巻く「電子機器」。脈から体の内部の温度を予測し、危険レベルになると赤く点滅しアラート音が鳴ることで熱中症のリスクを伝える。東京曳舟病院の三浦邦久副院長によると、熱中症の初期症状は「めまい、失神、立ちくらみ」「筋肉がつる、筋肉痛」「発汗による手足のしびれ」「脱水によって気分の不快が生じる」。こうした初期症状が出た場合は、早めの水分補給や休憩などの対応が基本だとしたうえで「15分か30分様子を見て症状が変わらなければ、医療機関を受診したほうがいい」という。8月最終日のあすも気温が上がる見込みで、その後も気温が高く東日本と西日本では来週2日頃にかけて猛暑日となるところがあると予想されている。


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