- 出演者
- 山下毅 林田理沙 久保井朝美 荒木さくら 浅田春奈 伊原弘将
オープニング映像。
最高気温40.3℃の埼玉県鳩山町では、歩く人の姿はまばらだった。同じく埼玉県内で40℃超えとなった熊谷市では、気温を表示する看板の前で写真を撮る人たちの姿があった。ほかにも静岡県浜松市や三重県桑名市でも40℃を超えた。8月最後の土曜日、山口県周南市の動物園では氷に入ったエサが動物にプレゼントされていた。危険な暑さから働く人を守る取り組みも進んでいる。東京・浅草の遊園地では、午前中暑い場所で働いたスタッフは午後に涼しい場所で働くなどローテーションで対策を行っていた。今年は職場での熱中症対策が6月から企業に義務づけられた。NHKが全国の労働局に取材したところ、職場の熱中症は速報値で5月に19人、6月は176人、7月は263人で計458人となり、うち4人が亡くなっている。去年の同じ時期と比較すると200人ほど少ないものの、今年は6月が多かったことがうかがえる。都道府県別に見ると、北海道や東北地方の6県など計16の道と県で去年の同じ時期を上回っていた。職場での熱中症対策で課題となるのは、初期症状の「放置や対応の遅れ」。都内の50代の男性は先月下旬、仕事から帰宅後に発汗や頭痛、疲労感などに見舞われた。2日後も回復せず受診したところ「熱中症」と診断された。症状が出てから1か月ほどが経過したが、今も体調不良が続き仕事を休んでいるという。大手宅配会社が試験的に導入したのは、手首に巻く「電子機器」。脈から体の内部の温度を予測し、危険レベルになると赤く点滅しアラート音が鳴ることで熱中症のリスクを伝える。東京曳舟病院の三浦邦久副院長によると、熱中症の初期症状は「めまい、失神、立ちくらみ」「筋肉がつる、筋肉痛」「発汗による手足のしびれ」「脱水によって気分の不快が生じる」。こうした初期症状が出た場合は、早めの水分補給や休憩などの対応が基本だとしたうえで「15分か30分様子を見て症状が変わらなければ、医療機関を受診したほうがいい」という。8月最終日のあすも気温が上がる見込みで、その後も気温が高く東日本と西日本では来週2日頃にかけて猛暑日となるところがあると予想されている。
アメリカの連邦控訴裁判所は、トランプ政権が発動した相互関税などの措置について「無効で違法だ」などとした1審の決定を支持する判断を示した。トランプ政権が「政策の柱」としている関税措置は、IEEPA(国際緊急経済権限法)をその根拠としている。「異例かつ重大な脅威がある場合、大統領が緊急事態宣言をすれば輸出入に規制可能」と定めており、トランプ大統領は「巨額の貿易赤字などが緊急事態にあたる」と主張し本来議会が決める権限を持つ関税を発動させた。しかしこれにアメリカの中小企業やニューヨーク州など12州が訴えを起こし、1審にあたる国際貿易裁判所はことし5月「大統領の権限を越えている」などとして差し止めを命令した。そして政権側の控訴を受けた連邦控訴裁判所は、その命令を支持する判断を示した。1審で差し止め命令の対象となったものには、日本にも関係がある相互関税や10%の一律関税も含まれる。一方日本への影響が大きい自動車や鉄鋼製品などを対象にした関税は、別の法律が根拠となっているため含まれていない。トランプ関税に対する否定的な声は、国民からも上がっている。最新の世論調査では、トランプ政権が進める輸入品に対する関税の引き上げについて「支持しない」が61%に上っているほか、今後数年間に関税が国全体へ悪い影響を与えると答えた人は半数を超えている(米世論調査機関「ピュー・リサーチセンター」)。今回の裁判所の判断について、トランプ大統領はSNSで「これらの関税がなくなれば国にとって大惨事だ」などと投稿。連邦最高裁に上訴する意向を示している。同志社大学の三牧聖子教授は「裁判がなされている間は関税措置が続くので、すぐに影響が出るわけではない。それでもだんだん物価に影響が出てきて、秋ごろから価格に本格的に転嫁されると見られている。小売業者や中小企業、消費者からは悲鳴の声が出ている」などとコメント。そのうえで日米の間でトランプ関税をめぐる交渉が続いていることに触れ、「より慎重な姿勢が必要だ」と指摘した。
国内最大規模のおもちゃの展示会「東京おもちゃショー」で、きょうから一般公開が始まった。国内外の200余の企業や団体が約3万5000点を展示した。国内のおもちゃ市場は右肩上がりで、昨年度の国内の市場規模は1兆992億円と過去最高となった(日本玩具協会)。訪日外国人の需要や、子ども心を持ち続ける大人が市場を牽引しているとみられる。大人が子どものころに遊んだ懐かしのおもちゃは「ニュースタルジア」とも呼ばれている。1987年に販売を開始した「ブタミントン」は、ことし4月に発売当初とほとんど変わらぬ仕様で復活させたところ人気を集めている。日本玩具協会は「ネットでつながる今だからこそ、記憶に残る遊びの体験が大切」だという。
緊急避妊薬「ノルレボ錠」は、性行為後に服用で高確率で妊娠を防げるとされている。これまで国内で購入するには医師の処方箋が必要だった。厚生労働省の専門家会議は、処方箋がなくても薬局やドラッグストアで購入できるようにする方針を了承。販売の背景には、意図しない妊娠への不安を抱える女性たちの声があった。早ければ来春以降に、処方箋がなくても購入できる可能性があるという。
緊急避妊薬「ノルレボ錠」は「アフターピル」とも呼ばれ、排卵を遅らせる作用などがある。性行為から72時間以内に1回服用することで、80%以上の確率で妊娠を防ぐとされている。ただ中絶する薬ではなく、すでに妊娠している場合には効果はない。先行して行われた試験販売では7000円~9000円だった。副作用は子宮からの出血や頭痛などがあるとされているが、WHOは「深刻な副作用はない」としている。販売にあたって、必要な研修を受けた薬剤師がいる店舗に限られる。購入に年齢制限はなく、未成年でも親の同意は不要。一方で対面販売と薬剤師の目の前で服用する面前服用が義務付けられる。緊急避難薬は早く服用するほど効果があるとされ、なりすまし購入や乱用、悪用の防止から導入された。試験販売は全国300か所以上で実施されており、ある薬局では購入希望者を個室に案内し薬剤師が対面で対応している。薬剤師は性暴力の疑いが見られる場合など、支援機関へつなげる役割も担っている。産婦人科医で日本家族計画協会の北村邦夫会長は「アメリカでは緊急避妊薬が入手しやすくなったことでほかの避妊方法が減少との論文もある。あくまでも緊急避難的な『最後の避妊法』で、性教育の充実などが必要だ」と指摘している。
いまSNSに特攻隊の白黒写真を生成AIでカラー映像にして動きをつけたものや、隊員が遺した遺書の内容としているものなどの投稿が増えている。分析するとその数は今年の8月15日までで1000本以上で、再生回数は1億を超えている。太平洋戦争末期に多くの若者が特攻作戦で出撃し、旧陸軍の万世飛行場で撮影された写真に写る5人の少年も撮影の翌日に命を落とした。SNS上ではこの写真も生成AIでカラー化され、笑顔の動画として投稿されている。この動画は43万回以上再生されていた。兄が万世飛行場から出撃した加覧優さんは「笑顔でいったかはほかの人はわからないので、笑顔を作るのはよくない」などと語った。隊員たちの写真や手紙などを展示している記念館も、懸念を示している。なぜこうした動画が作られているのか、生成AI動画を作成した男性は「戦後80年、薄れゆく記憶を次世代に継承したい。映像化でその人物が実際に生きていた一人の人間だと感じてもらえれば。今後は遺族や資料館などに納得して頂ける形で制作を」と話していた。遺書に関する動画は740本で、再生回数は6,200万回にのぼっている。しかし調べてみると、もとになった遺書そのものが創作された疑いが指摘されているものだった。他にも実在する遺書の内容が書き換えられている投稿が多数あった。搭乗員が操縦して敵艦に体当りする特攻兵器「回天」は太平洋戦争末期に使われ、106人が死亡した。操縦員たちは潜水艦から狭く脱出装置もない回天に乗り込み、出撃していった。戦死した佐藤章さんが妻に遺した手紙が動画化されSNS上にあげられているが、タイトルには回天ではなく「神風特攻隊員遺書」と記され内容も異なっていた。埼玉大学の一ノ瀬俊也教授は「特攻の全体像が伝わらず、単なる感動物語になっていることが問題。史実を改変した物語がウェブを介して事実のように受けとられてしまうのは、史実から離れた歴史像が一人歩きする」などと指摘した。
きのう首脳会談を行った石破首相とインドのモディ首相は、経済や人的交流など幅広い分野での協力強化を確認した。その一つが新幹線で、インドで建設中の高速鉄道への日本の新幹線の導入に向け協力を進めることで一致した。一夜明けきょう両首脳は東北新幹線のはやぶさに乗車し、石破首相が新幹線の安全性や時間の正確性などをアピールした。またJR東日本の深澤会長から、次世代新幹線の試験車両(ALFAーX)の性能などについて説明を受けた。仙台市に到着し、市内のホテルで昼食会に臨んだ石破首相は「インドの地で日本の新幹線が、インド人の運転士により走る姿を見ることが楽しみ」などと述べた。これに対しモディ首相は「インドが目指す発展したインドの実現において、日本は重要なパートナー」などと述べた。この後両首脳は半導体製造装置メーカーの工場を訪れ、半導体の基板表面の膜を削る「プラズマエッチング装置」などを見て回ったという。両首脳はきのうの首脳会談で、半導体・重要鉱物などで協力強化する新たな枠組み「経済安全保障イニシアチブ」創設で合意し、石破首相は両国で協力しサプライチェーンの強じん化含む経済安全保障の強化を推進していく考えを示した。一方「全方位外交」を掲げるモディ首相はこの後中国を訪問する予定で、習近平国家主席やロシアのプーチン大統領と会談する見通し。
東京・渋谷NHK屋上からの中継映像を背景に、全国の天気予報を伝えた。
フランスで行われているバドミントン世界選手権女子ダブルス準々決勝で、志田千陽/松山奈未が韓国ペアと対戦した。第1ゲームはリードを許す展開から逆転すると、第2ゲームは息のあった連携でポイントを重ねストレート勝ちで準決勝進出。最後の大舞台で初のメダル獲得を決めた。
準決勝がさきほど終わり、志田千陽/松山奈未ペアはマレーシアのペアに敗れ決勝進出はならず銅メダル獲得が決まった。また女子シングルスでは山口茜が決勝進出を決めた。
甲子園で阪神と巨人が対戦。阪神は1点リードの5回、ピンチの場面で同点に追いつかれた。しかしその裏に阪神が押し出しで勝ち越すと、8回には43回連続無失点中の石井大智がマウンドへ。きょうも3人で抑え、阪神リードで終盤に入った。
横浜スタジアムでDeNAと中日が対戦。1回に筒香嘉智が12号2ランを打ち、同点とした。さらに筒香は3回にも13号ソロを打ち、2打席連続ホームランでDeNAが勝ち越した、。DeNAは8回に逆転を許すがその直後に蝦名達夫の5号2ランで追いつき、試合は延長戦に入った。
神宮球場でヤクルトと広島が対戦。小児がんの啓発のため、ゴールドのリストバンドをつけ試合に臨んだ3連敗中のヤクルト。2点を追う2回、4番の村上宗隆はきのうから2打席連続となる12号ホームランで1点差とした。さらに3回にも3打席連続となる13号2ランで勝ち越した。村上は第3打席を凡退するが、8回にきょう3本目となる14号ソロで突き放しチームは連敗ストップ。
千葉ZOZOマリンスタジアムでロッテとソフトバンクが対戦。ソフトバンク先発の有原航平は、3点リードの6回に同点とされた。つづく小川龍成のタイムリーヒットで勝ち越され、有原は6回だけで4失点と粘りきれなかった。ソフトバンクは8回のチャンスにあと1本が出ず、痛い逆転負けを喫した。
北海道北広島市のエスコンフィールドで、日本ハムと楽天が対戦。日本ハムは1回に有薗直輝の犠牲フライで勝ち越した。その後逆転を許し、日本ハム投手陣はその後も相手打線の勢いを止められなかった。2桁安打を許し、4位・楽天に痛い敗戦。
埼玉県所沢市のベルーナドームで、西武とオリックスが対戦。オリックスは3回に廣岡大志の3ランホームランで先制した。4点リードの6回に4人目の才木海翔がノーアウト満塁のピンチを招くと、連続三振で2アウト。最後は151キロの速球で押し切った。8回は杉本裕太郎のタイムリーヒットで試合を決め、オリックスが連勝。
プロ野球パ・リーグの順位表を紹介。首位・ソフトバンクと2位・日本ハムのゲーム差は1.0のまま。
コロラドでカブスとロッキーズが対戦。カブスの鈴木誠也は2安打の活躍を見せ、チームも勝利した。
ボストンでパイレーツとレッドソックスが対戦。レッドソックスの吉田正尚は、防御率リーグトップのスキーンズ投手からヒットをマークした。