ZIP! NNN NEWS ZIP!
米国の大統領選挙は日本時間の今夜、投票が始まる。トランプ前大統領とハリス副大統領は4日、それぞれ激戦州をまわり「最後の訴え」を行っている。トランプ氏が「最後の訴え」の地に選んだのは、自身が当選した8年前の大統領選と同じ激戦州・ミシガン州の街。トランプ氏の到着まであと7時間ほどあるが、会場の周りにはすでに多くの支持者が集まり、熱気に包まれている。トランプ氏は4日、ミシガン州での集会に先立ち、ノースカロライナ州とペンシルベニア州を訪れていて、前の日に続き、一日で激戦州3つをまわる予定。選挙戦最終日の演説でも、ハリス氏への批判を繰り返している。トランプ前大統領は「カマラ(ハリス)の4年間は米国の労働者に経済的地獄をもたらしただけだ」「11月5日は我が国の歴史上、最も重要な日となるだろう。我々は迅速にこの国を救い、立て直す」「米国を再び偉大にする!」と訴えた。一方、ハリス氏は、激戦州の中で最も重要とされるペンシルベニア州にしぼって、最後の追い込みを図っている。ハリス氏の支持者は「カマラ!カマラ!カマラ!」「投票に行こう!そして勝とう!」と応援の声を上げた。この後の集会には、世界的人気歌手・レディー・ガガさんやケイティ・ペリーさんも出席する予定で、ハリス氏を支持するセレブを総動員して浮動票の取り込みを目指す。最新の世論調査では、トランプ氏とハリス氏が横一線で争う、まれにみる大接戦となっていて、勝敗のカギを握る激戦州での「最後の訴え」に注目が集まっている。