米国大統領選挙は日本時間のあす夜から投票が始まる。民主党のハリス副大統領は3日、中西部ミシガン州で集会を開いた。ミシガン州にアラブ系米国人の有権者が多いことを踏まえ、中東情勢について“大統領としてガザ地区での戦争の終結に全力を尽くす”と訴えた。一方、トランプ前大統領。いずれも激戦州の東部ペンシルベニア州や南部のノースカロライナ州とジョージア州で相次いで集会を開いた。有権者の関心の高いインフレ対策や移民対策を巡ってバイデンハリス政権への批判を強めることで、票の掘り起こしをねらっているものと見られる。政治情報サイト「リアルクリアポリティクス」によると、勝敗の鍵を握る7つの激戦州では各種世論調査の支持率の平均が日本時間のきょう午前11時の時点でトランプ氏が48.5%、ハリス氏が47.6%と接戦となっていて、投票日が迫る中、両陣営による有権者への働きかけが続いている。