イット! (ニュース)
きょうは西日本の各地で雨が降るとともに強い風が吹きメイストーム(5月の嵐)となっている。福岡・北九州市では午前11時前に最大瞬間風速17.0メートルを観測した。長崎県では海上全域に暴風警報が発表されている。さらに五島市福江では1時間雨量が午前3時前までで62.0ミリを観測した。6時間雨量でも全国で最も多い172.0ミリに達した。最大瞬間風速18.7メートルも観測し、長崎市と五島を結ぶ船は終日欠航となった。また長崎・雲仙市では最大瞬間風速28.0メートルを観測した。原因となっているのは低気圧で、台風並みの強風が吹くこともある。1999年のメイストームでは和歌山県で最大瞬間風速42.1メートルを記録し、各地で大きな影響が出た。今後、強い雨の範囲は東へ移動し、関東を直撃する可能性がある。関東南部では夕方から夜にかけて雨が降り始め、日付が変わる頃に本降りになるとみられており、あす午前中が雨と風のピークになると予想されている。