ポツンと一軒家 種子島のポツンと一軒家
目指すポツンと一軒家にを訪れ、主の征渡さんと妻カズ子さんに話を聞いた。征渡さんは22年前に胃癌になり、胃の1/3を切除する大手術を受けた。余命を全うしたいと一念発起し、手術の翌年にかねてから夢見ていた仲間と集える山小屋を建てた。家には立派なDVDカラオケセットや自作マイクスタンドがあった。征渡さんはカラオケ教室に通っていたことがあり、歌手の前座でステージにも立った。作詞作曲をする友人がおり、80歳になってからCDを作った。カラオケ用のビデオも作ってくれたといい、征渡さんが歌を披露した。友だちが泊まれるようベランダを部屋に改装した。種子島の貝で作った貝殻絵画が飾ってあった。風呂は五右衛門風呂だった。カズ子さんは自宅でレンタカー屋を営業していたが、征渡さんが定年になったタイミングで廃業した。