モーサテ (ニュース)
「アメリカ9月の輸出入物価指数」について、みずほ証券の小林俊介さんは早くみたい。過去の推移をみると、アメリカの輸入物価は横ばいが続いてきた。関税を含まないため、横ばいということは実際の輸入コストは相当上がっているということになる。それにも関わらず消費者物価、企業の物価が上がっていない。今、輸入業者がほとんどコストを丸抱えしている。9月以降は鉄、自動車、銅については妥結しているのでどれぐらい転化してくるのか。輸出業者にどれくらい値引きを要求してくるのか、このあたりを数字でチェックしたい。FRBの利下げペースを緩める要因になり得るのか?少なくとも現時点でこのインフレは一時的なため利下げに影響しないという意見が優勢。
日銀の内田副総裁の発言に注目。野村アセットマネジメントの石黒さんは、田村審議委員が利上げに積極的な姿勢を示した。きょうの内田副総裁の発言はそれよりもマイルドな話になると思う。食料とエネルギーを除く物価のCPIの伸び率をみてみると、2%の物価目標をまだ下回っている。日銀としては物価動向をしっかり時間をかけて見極めながら慎重な政策運営をしていくのではないかとみている。日銀の利上げは早くて来年の1月、3月くらい。緩やかなは利上げスタンスは市場の日銀の金融政策に対する不安を和らげるような形になるなどと話した。
