2025年10月20日放送 5:45 - 7:05 テレビ東京

モーサテ
【好決算の裏に潜む銀行業界の新たな試練】

出演者
矢内雄一郎 佐々木明子 平出真有 藤井由依 門田真一郎 大槻奈那 政井貴子 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(経済情報)
経済情報

明日から臨時国会が始まる。NY株式、株式先物、ダウ、ナスダック、S&P500、為替の情報を紹介。地方銀行の信用リスクに対する警戒感を抱えながらも米中貿易交渉の進展期待が投資家心理を支えた。前日の下落率が10%超だった地銀株のザイオンズとウェスタンアライアンスも上昇。トランプ大統領が中国に対する100%の追加関税が持続可能ではないとの認識を示したことに加えて、ベッセント財務長官が中国の副首相と電話協議すると伝わったことが材料視された。

(ニュース)
「トマホーク」供与見送り

アメリカ・トランプ大統領とウクライナ・ゼレンスキー大統領が17日にワシントンで会談した。トランプ大統領は巡航ミサイル「トマホーク」のウクライナへの供与は「戦闘激化につながる」として見送った。トマホーク供与に強く反対するロシア・プーチン大統領に配慮したかたち。トランプ大統領はロシアとウクライナの双方に対して前線凍結し即時停戦するよう呼びかけた。

対中関税は「持続可能ではない」

17日、アメリカ・トランプ大統領は中国によるレアアース輸出規制への対抗措置として表明していた中国からの輸入品に対する100%の追加対中関税は「持続可能ではない」との認識を示した。中国・習近平国家主席と会談する方針を改めて説明し「うまくやっていける」と述べた(FOXビジネス)。

米中閣僚 貿易めぐり電話協議

17日、アメリカ・ベッセント財務長官と中国・何立峰副首相が電話協議を行った。ベッセント財務長官は「貿易に関して率直かつ詳細な議論を交わした」とSNSに投稿した。中国によるレアアース輸出規制をめぐり緊張が高まっていたが、月末に予定されている米中首脳会談を控えて、閣僚級協議で歩み寄りが見られたとの観測が広がっている。

アメリカ 信用状況は「悪化していない」

アメリカの地銀2行が融資問題を公表し市場で信用不安が広がったことをめぐり、ムーディーズ・マークピント氏は「信用状況の悪化はまったくみられない」と指摘。堅調なGDPや利下げ次第で信用状況が改善する可能性があるとの見方を示した(CNBC)。

アメックス決算 消費堅調で予想上回る

クレジットカード大手「アメリカン・エキスプレス」の7-9月期の決算(前年比)は総収入184億2600万ドル(+10.8%)、純利益29億200万ドル(+15.8%)、1株利益4ドル14セント(予想上回る)。9月にプラチナカードを刷新したことでアメリカでの会員数が倍増した。2025年通期見通しは1株利益15ドル20セント~15ドル50セントに上方修正した(従来15ドル~15ドル50セント)。

アメリカ 地銀めぐる信用問題の影響

ゲストはピクテ・ジャパンの大槻奈那、バークレイズ証券・門田真一郎。週末、アメリカの地方銀行の信用リスクに対する警戒感が相場を下押ししたが警戒感は、いくぶん和らいだ。過去のシリコンバレーバンクの際は、FRBの急速な利上げにより債権運用の損失がかなりでていたので利下げすれば落ち着く状況だった。今回は信用問題が絡んでいるので影響が残り続けるリスクは否定できない。

きょうのマーケット
為替

各国の為替について伝えた。

きょうの為替は

バークレイズ証券・門田真一郎さんの予想レンジ「148.50円~153.20円」。注目ポイント「財政リスクプレミアムと円安」。

10年国債

債券市場について伝えた。

株式先物

株式先物について伝えた。

きょうの株は

みずほ証券・三浦豊さんの日経平均予想レンジ「47800円~48400円」。注目ポイント「乱高下に要注意」。

(ニュース)
連立協議 合意に向け最終調整へ

日本維新の会はきのう、大阪市で常任役員会を開き、今後の対応を吉村代表と藤田共同代表に一任することを決めた。きょうの政策協議では、維新側が合意の条件にしている国会議員の定数削減などについて詰めの調整が行われる見通し。連立政権の発足で合意した場合も維新側からは閣僚を出さない「閣外協力」とする方向で、自民党内では維新・遠藤国対委員長を総理大臣補佐官に起用する案が浮上している。

ハマス 新たに人質2遺体返還

イスラエル首相府によると、和平計画の合意に基づいてハマスから人質2人の遺体が返還された。これであわせて12人が引き渡され、残りは16人となっている。イスラエルはハマスに遺体の早期返還を求め圧力を強めていて、ネタニヤフ首相はガザへの物資搬入に使われるラファ検問所について、「追って通知があるまで」開通しないように指示したという。イスラエルメディアは19日、イスラエル軍が武装勢力から攻撃を受け、ガザ南部のラファで空爆を実施したと報じた。ハマスは停戦合意を守ると表明しているが、停戦への影響が懸念される。

露 ドネツク州全域の割譲要求か

ロシア・プーチン大統領が16日にアメリカ・トランプ大統領と行った電話会談で、ウクライナとの停戦条件として東部ドネツク州全域の割譲を求めたとワシントン・ポストが報じた。見返りとして南部ザポリージャ州、ヘルソン州の一部の支配を放棄する考えを示唆したという。

アスクルにサイバー攻撃 出荷停止

インターネット通販大手「アスクル」はきのう、サイバー攻撃によるシステム障害が発生し、商品の受注や出荷を停止したと発表した。コンピューターウイルス「ランサムウエア」への感染が原因としている。現時点で復旧の見通しは立っておらず、すでに受け付けた注文もキャンセル扱いするという。個人情報や顧客データが流出したかどうかなど、被害の範囲についても現在調査を進めている。

今週の予定

20日、中国共産党の重要会議「4中全会」が23日までの予定で行われる。国内では21日に臨時国会が召集され、その日のうちに行われる首相指名選挙と自民党と日本維新の会による連立政権の枠組みに注目が集まる。24日、アメリカで消費者物価指数が発表される。26日からはASEAN首脳会議が開催され、アメリカ・トランプ大統領の出席も予定されている。今週は、コカ・コーラやネットフリックス、テスラ、インテルなどの決算が発表される。

9月 首都圏マンション販売/ASEAN首脳会議

首都圏のマンション市場動向について、ピクテ・ジャパン・大槻奈那さんは、「そろそろ金融政策ですとか政府の規制ですとか、あわせて検証していくべきポイントじゃないかと思っている」などとコメントした。

気象情報

全国の気象情報を伝えた。

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