ドジャースの3連勝で迎えたナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦は、大谷翔平が先発マウンドに立った。先頭バッターは歩かせたが、大谷は161km台のストレートと切れ味鋭いスイーパーで後続を三者三振に切ってとった。その後1番打者としてバッターボックスに立った大谷は、先制の先頭打者ホームランを打った。投手・大谷は4回に初めて2ベースヒットを許したが、その後は2者連続三振でピンチを切り抜けた。その裏の2アウトの場面で、大谷はこの試合2本目となるソロホームランを打った。7回、4回目の打席で大谷は3本目のホームランを打ち、先発ピッチャーが1試合3本のホームランを打つ史上初の快挙を達成した。投手としての大谷は、7回途中無失点10奪三振の好投。4点差リードで迎えた最終回は佐々木朗希がゲームを絞め、ドジャースが2年連続でワールドシリーズ進出を決めた。大谷はナ・リーグ優勝決定シリーズのMVPのを受賞した。佐々木朗希はポストシーズン7試合に登板し、8イニング1失点と不安定だったブルペン陣の柱として信頼を勝ち取った。シリーズ第2戦に登板した山本由伸は、9回1失点と完投勝利した。ワールドシリーズの相手は、マリナーズかブルージェイズの勝者となる。
