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声優たちが自ら啓発活動を行い話題になった生成AIによる無断利用の問題、声優や芸能プロダクションなどが所属する3つの音声団体が合同で会見を行った。日本俳優連合・常務理事・島田敏さんは「海外では俳優や声優の権利を保護するための法整備が進んでいるが日本ではただ事実を受け入れるだけで抜本的な話し合いは進んでいない」とした。問題となっているのは生成AIによって声優たちの声が無断で学習、使用されていること。現在SNSにはアニメのキャラクターなどに無関係の曲を歌わせたりしゃべらせたりするAIカバーと呼ばれる動画が数多く投稿されている。啓発動画に出演した声優のかないみかさんは「無断ではなければきっとAIはすばらしいものにもなっていく、無断で私たちの声を勝手に使わないでください」と話した。きょう音声業界3団体は生成AIに関する3つのルールを主張した。1つ目は生成AI音声をアニメーションおよび外国映画等の吹き替えで使用しないこと。2つ目は学習・利用する際は本人の許諾を得ること。3つ目はAIによる生成物であることを明記すること。現在文化庁や経済産業省と話し合いを進めているものの課題解決には至らず民間の事業者などに対してこれらのルールの運用を求めていくとしている。日本俳優連合・副理事長・池水通洋さんは「適正にわれわれの声が使われるような仕組み作りを作っていきたい」と話した。