FOMC 政策金利を現状維持

2025年7月31日放送 5:46 - 5:49 テレビ東京
モーサテ (ニュース)

FRBはFOMCを開き政策金利の据え置きを決めた。FRBの理事2人が利下げを主張し反対票を投じた。2人が反対したのは32年ぶり。次回9月の会合に向け利下げの再開は近いのか、そのヒントを示すかどうかも焦点となった。パウエル議長は記者会見でトランプ政権による関税のインフレへの影響を見極めるにはさらに時間をかけるという慎重な姿勢を崩さなかった。パウエル議長は「基本シナリオとしては関税による物価押し上げ効果は一時的との見方がある」と指摘したが「持続的なインフレにつながるリスクも見ながら時間をかけて見極めたい」としている。4-6月期GDP速報値は3%プラスと前期の-0.5%からプラスに転じて景気は底堅さを保っている。パウエル氏は「やや引き締め的な現在の政策が適切」と強調。一方で「利下げが遅れると雇用にダメージを与える可能性もある」とも指摘。次回FOMCまでには雇用統計と消費者物価指数だけでもそれぞれ2回ずつ公表される中、利下げの再開時期やペースについて慎重に検討する。FOMCとパウエル議長の記者会見を受けて金融市場が見込む9月会合での利下げの見通しは57.9%から45%に低下している。FRBは分裂、FOMCではボウマン副議長とウォラー理事が0.25%の利下げを主張。2人は第一次トランプ政権の時に理事に指名されている。ウォラー理事は「関税による物価への影響は一時的、雇用の伸びが減速する可能性がある」と警戒感も示した。クグラー理事は欠席し投票を見送っている。クグラー理事は来年1月に任期をむかえることから、その後任にトランプ政権が次の議長候補となる理事をあてるとの構想が取り沙汰されている。ブルームバーグ通信はクグラー理事の欠席は個人的理由と報じている。


キーワード
YouTube国内総生産連邦公開市場委員会連邦準備制度理事会雇用統計ブルームバーグワシントン(アメリカ)ジェローム・パウエルクリストファー・ウォラー消費者物価指数ミシェル・ボウマンアドリアナ・クーグラー

TVでた蔵 関連記事…

トランプ氏 雇用統計に疑義 (TXNニュース 2025/8/2 11:00

米国の雇用統計 市場予想下回る (JNNニュース 2025/8/2 5:30

労働市場”減速” アメリカ雇用統計 市場予想を下… (TBS NEWS 2025/8/2 4:00

速報 円高ドル安加速・ダウ大幅安 米雇用統計 … (FNN Live News α 2025/8/2 0:00

速報 労働市場”減速” アメリカ雇用統計 市場予… (news23 2025/8/1 23:58

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.