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米国のFRB(連邦準備制度理事会)は、28日から金融政策を決める会合を開く。米国の消費者物価指数(総合・前年同月比上昇率)を紹介。直近の去年12月まで、3か月連続で上昇率が拡大している。そのため市場では、FRBがインフレの再加速を警戒して、今回は利下げを見送るという見方が多くあるが、今回は会合に加えてトランプ大統領の発言への対応も注目されそう。米国のトランプ大統領は23日、世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」にオンラインで参加し、FRBに対して「原油価格が下がれば、ただちに金利の引き下げを要求する」と発言した。トランプ氏は去年8月に、FRBの金融政策について「大統領は少なくとも発言権を持つべきだと思う」と主張していて、独立性が重んじられる中央銀行の政策判断への影響を懸念する指摘も出ている。