NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
G20(主要20カ国)の首脳会議は南米のペルーの首都リマで開かれたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議に続いて、ブラジルのリオデジャネイロで18日と19日の2日間の日程で開かれる。石破総理大臣や米国・バイデン大統領、中国・習近平国家主席などが出席し、飢餓や貧困の対策をどのように進めていくかや気候変動対策を含む持続可能な開発などをテーマに、各国の首脳が議論を交わす。いずれのテーマも特に新興国や途上国側が長年向き合ってきた課題で、議長国ブラジルのルーラ大統領は16日“アマゾンが何を望んでいるのかを世界に伝える時が来た。豊かな国々が森林保護のための資金援助を行う必要がある”と述べて、議論を主導していく意欲を示した。米国では気候変動対策に後ろ向きとされ、2国間の交渉を重視するトランプ次期大統領の就任が2か月後に控えていて、G20として立場の異なる国々が国際的な課題の解決に向けてどのようなメッセージを打ち出すのかが焦点。