モーサテ (ニュース)
G7サミット(主要7カ国首脳会議)が日本時間のきょう未明カナダで開幕し、現地では石破総理とアメリカのトランプ大統領が会談した。会談時間はおよそ30分でアメリカによる一連の関税措置を巡り意見を交わしたとみられる。両首脳が対面で会談するのは今年2月以来2回目。石破総理は出発前、「日米双方にとって利益になる合意が実現するように最大限の努力をしたい」と述べており、日本側としては自動車に課されている“25%の追加関税を回避できるかが焦点となっていた。このほか、今回のサミットではイスラエルとイランの軍事衝突で緊迫化する中東情勢などをめぐっても意見がかわされる見通し。トランプ政権の関税措置を受けて協調姿勢を示せるか不透明感も漂っている。そのため議長国のカナダは亀裂の露呈を避けるため首脳宣言の発表は見送るものと見られる。