ストレイトニュース (ニュース)
HPVワクチンは子宮けいがんを防ぐワクチン。子宮けいがんは性交渉でHPV=ヒトパピローマウイルスに感染することが主な原因で発症する。ほとんどの人が一生に一度は感染するが、そのうち一部が子宮けいがんを発症する。年間1万人以上が罹患し、年間約3000人が亡くなる。子宮けいがんは、がんになる前に防ぐことができる。感染から数年〜10年以上でがん化すると言われ、ワクチン+定期健診を行うことで高い確率で防ぐことができる。HPVワクチンは原則3回接種で費用は計10万円(年齢により2回接種でも可)。小6〜高1相当までの女子は無料。さらにキャッチアップ接種が行われていて、来年3月末までは今年度17〜27歳になる女性は無料。最短4か月あれば3回接種可能で、遅くとも11月中旬ごろまでに1回目を打て無料で計3回打つことができる。2013年に厚生労働省は一部接種者からさまざまな症状の訴えを受け、接種の積極的な呼びかけを中止した。しかし、その後、安全性と有効性が確認できたとして、2022年度に接種の推奨を再開。この間に接種機会を逃した世代がキャッチアップ接種の対象となっている。また、専門家によると、打たないより1回でも打つことで効果が得られるという。打つ前に注意する点を紹介。