NHKニュース7 (ニュース)
20年前のきょう、兵庫県尼崎市でJR福知山線が脱線してマンションに衝突し、107人が亡くなり562人がケガをした。現場に整備された追悼施設では慰霊式が行われた。淺野弥三一さんは、事故で妻と妹を亡くした。20年間JR西日本と向き合い、経営や管理体制など組織の問題を解明すべきだと訴えてきた。他の遺族やけが人、JRと共同で会議を立ち上げ、事故の検証や再発防止策の検討に当たってきた。未だに具体的な成果は見えていないという。JR四国が線路の維持管理の現場で導入を検討しているのが、AIで枕木の劣化度を自動で判定するシステム。人手不足のなか業務の省力化が見込める一方、作業員の感覚や経験も重要だという声も上がっている。