ニノなのに M!LKが検証!!登山なのに自転車
今回は「M!LK」が、ヒルクライムに挑戦し初心者男性の記録を測る。今回5人が登るのは筑波山。さらに、今回調べた記録を茨城県が公認してくれるとのこと。さらにメンバーには二手に分かれ、ヒルクライムとは別に、徒歩でも登り公式記録が正しいのかも検証する。話し合いの結果、山中・塩崎が登山チーム、吉田・佐野・曽野がヒルクライムチームとなった。ヒルクライムチームはウォーミングアップでスタート地点まで平坦な道を走る。この日の気温は28度と絶好のヒルクライム日和、だがここで運動が苦手なリーダー吉田が、まだヒルクライムは始まっていないのに先頭の2人から離され始めた。するとここで、最年少・曽野がリーダー・吉田の後ろに回って後押し。先行き不安なヒルクライムチーム。
登山チームの山中・塩崎は一足先に登山口に到着。2人が登るコースは、筑波山の複数ある登山コースの中で比較的険しいコース。一方、ヒルクライムチームも計測スタート地点に到着。ここから両チーム同時に計測スタート。しかし、スタート早々リーダーなのに置いていかれる吉田。登山チームの2人は、案内看板にある1時間45分より早い1時間半を目指すが、予想以上の足場の悪さと斜面に開始早々体力を奪われる。一方、ヒルクライムチームは。峠を登り始めて3分経っていないのに、先頭を走る佐野・曽野と吉田の距離は既に300mほど開いてしまった。今回登るコースは、初心者では足をつかずに登り切るだけでも厳しいコース。佐野の顔にも疲れが見え始めてきた中で、先頭で一際燃える曽野。最年少で普段から自転車に乗っているという曽野は、自らを鼓舞しながら好記録に向けて2人を引っ張る。だが、もはや2人の位置から後方の吉田の姿は見えない。先頭を行く2人はコースの3分の1を通過、その頃リーダー・吉田はついに足を付いてしまった。追いつくことは諦め、自分のペースで坂を登るリーダー。
一方、登山チームは。ヒルクライムのついでだと思っていたのに、想像以上の過酷な登山道に疲れが見え始めた。しかしここで、初心を思い出しストイックに歩みを進める2人。ヒルクライムチームも負けじとペダルを漕ぎ続ける。孤独なリーダー・吉田をよそに先頭2人は序盤戦最大の難関に差しかかる。そしてついに計測開始から約25分で、難所・不動峠をノンストップでクリアした。ここで一端水分補給、しかしまだ全工程の3分の1。後を追う吉田は、2人より約600m後ろ。さらに、10%の勾配標識を前に心が折れてしまった。2人から遅れること15分、吉田も不動峠を越えた。しかし、まだ全体の3分の1である現実に直面したリーダー・吉田は茫然自失。もはや、リーダーに体力は残っていない。ここからは佐野と曽野に記録を託し、吉田は十分に休息した後で自分のペースで完走を目指す。
ここからのコースは、距離は長いが道は比較的平坦でさらに下り坂も多い。ここへ来て、ヒルクライムの楽しさを感じ始めた2人。一方、登山チームは。登り始めてから40分、険しくなる道に体力を奪われる。リーダー・吉田の想いも背負ってペダルを漕ぐヒルクライムチームは、時折来る下り坂で体力を温存しながらコース全体の3分の2まで進んでいた。そして2人に遅れること20分、リーダー・吉田もゴールへ向けてペダルを漕ぐ。目標はコース完走、ゆっくりでも確実にペダルを漕いでいく。先頭を走る2人はいよいよゴールのつつじヶ丘手前、最後の上り坂近くまでやって来た。この坂を登ればゴールは目前、そしていよいよゴール前最後のカーブが見えてきた。そしてついにヒルクライムチーム、ゴールに無事到達。
一方、登山チームも山頂に近づいてきた。そしてついに、標高877mの筑波山登頂に成功。残すはリーダー・吉田1人、ゴールまであと20分ほどの所まで来ていた。残りのコースはあとわずか、ゴール目前の急坂へ。できることならラストスパートをかけたいが、ここで再び足をついてしまった。