英国の「フィナンシャルタイムズ」は4日、バイデン政権が近く日本製鉄によるUSスチールの買収に対して、中止命令を出す方向で最終調整に入ったと伝えた。買収については米国の安全保障への影響について調べる政府の外国投資委員会が審査を進めていたが、買収により克服できない安全保障上の懸念が生まれると判断し日本製鉄側に伝えたという。カービー大統領補佐官は「米国の鉄鋼会社は米国で所有されるべきだとバイデン大統領は考えている」と述べた一方、報道については「確認できない」と話している。

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