Wayveトップ二インタビュー 自動運転 海外企業の日本進出が加速

2025年5月21日放送 6:34 - 6:41 テレビ東京
モーサテ (ニュース)

自動運転システムの開発を手掛けるイギリスのスタートアップ「Wayve Technologies」。先月、開発拠点を横浜に開設したことを発表した。ウェイブの自動運転で都内を走行した様子を紹介。ドライバーがハンドルから手を離した状態で、交通量の多い渋谷のスクランブル交差点を走り、狭い路地でも看板などとぶつからないように通り抜ける。実現しているのはAI。高精度の3D地図を元に走る自動運転と異なり、ウェイブでは運転操作や地域の交通ルールを事前に学習させたAIが車を運転する。それにより、走ったことがない道路や遭遇したことがない状況にも対応できるのが最大の特徴。去年5月にはソフトバンクグループやエヌビディアなどから10億5000万ドル(約1600億円)の資金調達を発表している。開発拠点を日本に設けた理由について、アレックスCEOは日本の自動車産業の大きさで世界のトップ10の自動車メーカーに日本が3社入ってる点などを挙げた。日産は2027年度からウェイブのソフトウェアを市販車に搭載することを発表した。横浜市内に開設された開発拠点は日産の本社から車で20分ほどの場所。ここを拠点に日本の公道でのテスト走行を始めている。海外企業との提携を巡っては、トヨタもアルファベット傘下のウェイモとの連携を決めた。ウェイモはカリフォルニア州などの一部で自動運転タクシーをすでに商用化していて、日本では先月から公道を有人で走行し、高精度な地図データの収集を始めた。世界の自動運転タクシー市場規模について、年間平均81%成長し、2029年までに1000億ドルに達するという調査もある。ただ、自動運転の普及には課題もある。ホンダがアメリカのスタートアップクルーズとともに2026年から日本での開始を目指していた自動運転タクシー事業はクルーズの人身事故の影響などもあり、中止に。先週来日していた台湾のデジタル担当大臣を務めたオードリー・タン氏は「社会が自動運転を信頼できるかどうかなのだ」と指摘する。こうした課題に対応するため、先週国交省はハンドルなどがない車両も認められやすくなるよう保安基準を見直す方針や重大事故を運輸安全委員会が調査する想定を報告書にまとめるなどルール整備を進めている。


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