地球まるごと大実験 ネイチャーティーチャー (地球まるごと大実験 ネイチャーティーチャー)
timeleszの超頭脳コラボ実験シリーズ。紙のイカダで荒川を進めるのか。篠塚は、僕らの先輩の嵐さんも挑戦したが、途中で失敗に終わったと話した。今回は天才とプロフェッショナルが手を組んで最強の紙イカダを制作。 成功させるために番組が用意したのは、分野が全く違う2人のスペシャリスト。東京・新宿区の東京理科大学に向かった原と篠塚。物理学の嘱託教授を勤める川村康文は、全日本教職員発明展で内閣総理大臣賞を受賞し、「うかぶかな?しずむかな?」などの著書は親子で読んでほしい絵本大賞に入賞するなどしている。川村は作詞作曲して曲を出したりしているという。
1時間目は「浮力の仕組み」を学ぶ。まずは教え子たちがいる教室へ。紙のイカダ作りに最も重要な浮力とは?浮力は重力とは反対向きに作用する力。水の浮力を利用して揺れを小さくする免震構造が開発されるなど注目される分野。川村が用意したのは5種類の野菜。浮くものと沈むものがあるといい実験する。ある要素で沈むか沈まないかが決まる、沈む野菜とその理由は?と言う問題が出題された。正解は、にんじん。一般的に地下育ちは空気を含みづらく密度が大、地上育ちは空気を含みやすい。この仕組みを踏まえどんな紙のイカダにしたらいいのか。今回は約140kgを支えなくてはいけない。川村が導き出した答えは、縦横2m四方、高さ20cm。このサイズなら最大600kgまでの重さに耐える。しかし紙を濡らさずに水から守れるか。
それを実現するため、もうひとりのプロフェッショナルに会いにいく。フロロテクノロジー 代表取締役の伊藤隆彦は、撥水コーティングのプロフェッショナル。パソコンやスマホ、飛行機など幅広いジャンルの撥水コーティングを施す。2時間目は撥水コーティング。最強の撥水剤・フロロサーフでコーティングした靴下を履いた原と篠塚は、水に足をいれるが濡れていない。今回は特別にフロロテクノロジーがイカダに使う紙をすべてコーティングしてくれた。伊藤隆彦を連れて川村康文に合わせると2人は同い年であることが判明。お互い音楽好きだった。
ついに紙のイカダ作りがスタート。基盤となる土台作りでは厚紙を貼り合わせ2m四方の大きな板を作る。ピッタリとはりあわせるのが超重要。13人の学生たちとともにイカダ作りを進めていく。すると、原は橋本優麻を仮止めのユウマと呼び、さらに澤遼輔をロールのリョウスケと呼んでいた。続々と学生さんが参加し、学校全体の大型プロジェクトになっていた。作業開始から4時間。紙のイカダがついに完成。ボディは超撥水ボディ。浮力十分の土台がある最強紙イカダが完成。
今回チャレンジするのは東京・荒川。平井運動公園をスタートし、過去番組の最長記録3kmを超えれば成功。いよいよ進水のとき。まずは濡れることなく浮いた。原と篠塚の2人が匍匐前進で乗り込む。いよいよスタート。なんなく100m地点を超える。位置を調整しスピードアップをするが、初のオールこぎで筏の表面を傷つけてしまった。傷つけた側面か浸水する可能性もあり、ここで手を止めるわけにはいかない。スタートして30分で500mを突破。傷つきながらも1km目前。理科大の仲間たちが横断幕をもって応援してくれた。思いの乗せてオールを漕ぎ続ける。