- 出演者
- 鈴木遥 鈴木奈穂子 博多大吉(博多華丸・大吉) 駒村多恵 小野文明 大沢あかね 小木博明
博多大吉らによる挨拶と朝ドラ受け。ゲストは小木博明と大沢あかね。
今回の特集は頭痛。頭痛のギモンに専門家が答える。
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スタジオには頭痛専門医の五十嵐久佳さんが登場。市販薬の飲み方に悩む人は多いが、薬を頻繁に飲むと効きが悪くなることがある。五十嵐さんによる守ってほしい飲み方は、1日の服用は1回までで、頻度の目安は週2回。頭痛薬は2時間したら良くなるのが基本なので、1日3回飲むということは薬を変えたほうがいい。また月10~15日以上の服用が3か月続いた場合はMOHという薬剤の使用過多による頭痛を引き起こしている可能性がある。
解熱鎮痛薬は様々な痛みに使うことを想定している。生理痛等の場合は状態が良くなるまで複数回飲んでいいが、頭痛は時々起こるものなので、1回飲んで2時間以上で痛みがなくなったり半減したら効いているという目安。
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薬剤師の村松早織さん。 市販の頭痛薬選べに悩んでいる人に見てほしいのがパッケージの成分表示。ロキソプロフェンは効き目が早いが購入時に薬剤師の説明が必要といった具合に、成分ごとの特徴があり、知っておくと薬選びに役立つ。また副作用のリスクを下げるため、最終的には市販の頭痛薬は1種類に決める。また成分の数も大事で、複合成分配合だと薬剤の使用過多による頭痛・MOHになりやすい。
複合鎮痛剤を頻繁に服用するとMOHになりやすい。使用回数が多い人は単剤を選ぶのがオススメ。痛みが出たら飲むと決めたらすぐに飲む。我慢しすぎると痛みに敏感になってしまう。例えば首を振ったりして痛みを感じたら飲んで良い。風邪で頭痛がした場合、風邪薬と一緒に飲むのは成分が重複している場合があるのでNG。
病院を受診する際のギモンとして、「何科にいけばいいか分からない」「原因を追究してくれずやめた」といった声が聞かれた。頭痛専門医は日本頭痛学会が頭痛診療に対する専門性を試験認定している資格で、頭痛の原因をしっかり探してくれるという。
高橋さん(仮名)は30年頭痛に悩まされているが、今回頭痛専門医の診察を初めて受けた。診察時間はトータルで50分。頭痛専門医は初診の問診がきめ細やかだが、頭痛は300種類以上の診断名に分かれ、治療法も異なる。そのため初診では頭痛の種類を見極める。他の病気がみえた場合はMRIなどで原因となる病院を特定。特定の病気が原因がない場合、特に患者数の多い群発頭痛、片頭痛、緊張型頭痛に該当がないか特徴を探り出す。医師は高橋さんが片頭痛かを診断していき、前兆のない片頭痛と診断。そして治療法を決めていった。頭痛専門医は頭痛の予防ケアもしてくれる。
高橋さんは薬を服用することで週2の頭痛が月1ぐらいになった。頭痛専門医を受診したい方は「日本頭痛学会」HPへ。頭痛専門医以外の受診先は、脳神経内科または脳神経外科となる。
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- 日本頭痛学会 ホームページ頭痛
三大頭痛としては、緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛がある。そこでそれぞれのチェック項目を紹介した。どれか一つではなく複合の場合もある。手足の麻痺、しびれなどを伴ったり、いままで経験したことのないような痛みがある場合は、緊急性が高い場合があるので、すぐに脳神経外科などを受診する。
頭痛に効く体操を紹介。顔を前に向けたまま、腕を大きく左右にひねり、2分間を1日に5~6セット行う。また肩甲骨を大きく前後にまわし、前後交互に6回を1日5~6セット行う。緊張型頭痛の場合は体操をすると治ることがあるが、片頭痛の場合は頭痛の時にはやってはいけない。入浴、マッサージも同様で、緊張型頭痛は頭痛があるときに行ってよいが、片頭痛はやってはいけない。緊張型頭痛は首、肩のこりなどがストレスなので体を動かしたりするのが有効だが、片頭痛は光、音などが原因なので、刺激を避けて安静に。
3月の企業物価指数は前年比0.8%上昇した。伸び率は5か月連続で0%台だったが、前の月からは幾分拡大した。
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- 企業物価指数
ヨーロッパ人権裁判所はスイス政府の気候変動対策が不十分だとする市民団体の訴えについて、私生活を巡る権利が侵害されているとして、認め判決を言い渡した。
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- ストラスブール(フランス)欧州人権裁判所
全国の天気予報を伝えた。
今回は頭痛特集。視聴者の質問に頭痛専門医の五十嵐さんが答える。「チーズ、ワイン、チョコが良くないと聞くが本当?」という質問は「片頭痛の原因になる場合もあるが個人差」、「珈琲は頭痛に効く?」は「カフェインは片頭痛に効く場合も」。
「天気・気圧の変化で頭痛。なぜ?」という質問は「片頭痛、緊張型頭痛のきっかけの一つ」、「片頭痛を抑える栄養」は「マグネシウム、ビタミンB2と3食規則正しく!」。
産婦人科医の牧田さんは女性ヘルスケア専門医と頭痛専門医でもある。生理の時の頭痛の6割は片頭痛(疑い含む)。大きな原因と考えられるのが女性ホルモンのエストロゲンの変化で、量が減る時期に強く痛む傾向があり、市販薬が効かないこともある。また更年期になると女性ホルモンに関わる片頭痛は悪化しがちだが、片頭痛とホルモン補充療法を行うことで頭痛の症状が和らぐこともある。
月経中に片頭痛に悩まされる女性は多い。ホルモン補充療法はあくまでも更年期のもので、頭痛治療のみではできない。頭痛の場合は日本頭痛学会HPの「頭痛専門医」、更年期の場合女性医学学会HPの「女性ヘルスケア専門医」を探すと専門医がみつかる。
ひどい片頭痛の場合は予防の注射薬もある。月1回の注射で高い予防効果あり、保険適用で月1万3000円程度だという。最低半年は続け、やめても頭痛が起こらない人もいるという。
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