- 出演者
- 市村正親 大久保佳代子 児嶋一哉
きょうのトリセツショーは”オトナ歯磨き”。
オープニング映像。
子どもへの歯の磨き方を指導する歌”はみがきじょうずかな”、大阪大学・天野敦雄氏は大人はこれでは不十分だと指摘する。国内の歯ブラシメーカーが歯を磨く力の強さを調査したところ推奨される基準(150g~200g)以上の強い力で磨いている人は60%以上に至った。弱い力では歯ブラシの動きが小さいが力が強いと動く幅が大きくなり毛先が横向きに押しつぶされるため歯と歯の間に届かなくなる。
ポルフィロモナス・ジンジバリスp.g菌は口の中にいる細菌で歯周病などを引き起こし、未成年の口にはほとんど生息しないが他人との接吻や食べ物や飲み物の共有など唾液を介して感染する。p.g菌は酸素が苦手だが歯石などがフタをして繁殖、排泄物を取り込む事で悪い菌に変身し歯茎を攻撃し歯が抜け落ちる要因になる。大阪大学・天野敦雄教授はp.g菌の数を減らすにはオトナ歯みがきの継続が重要だと指摘。歯ブラシの硬さはふつう、歯周病予防には寝る前だけでも良いという。
- キーワード
- ポルフィロモナス・ジンジバリス大阪大学
やさしく磨く歯ブラシの持ち方”ペングリップ”や”端っこ持ち”。物や環境が人の行動を無意識に引き出すアフォーダンス理論を利用して歯ブラシにテープを張ると無意識に端っこ持ちをするようになった。行動経済学のスペシャリスト 青森大学・竹林正樹氏は目線によって行動が変わる効果を応用して目のイラストを張ることを推奨した。トリセツ01 オトナ歯みがきはやさしさが命 適切な力で歯と歯茎の間をしっかりと磨く。
日本歯周病学会は歯科衛生士らによる歯の手入れ、プロフェッショナルケアを推奨する。歯垢除去は正しい歯みがきを行うことができても目標値80%に対して61.2%、フロスを併用しても79.0%となかなか目標値に届かず治療に加えて予防のために歯科を受診することを推奨する。プロフェッショナルケアでは歯周病の有無やスケーラーによる歯石の除去やクリーニング、歯の磨き方の指導を行い年3~4回の受診を推奨する。トリセツ02 仕上げは歯医者さん 定期的オナプロフェッショナルケアで歯の将来を守ろう!
エンディング映像。
次回予告を伝えた。