- 出演者
- 石原さとみ 木村美穂(阿佐ヶ谷姉妹) 渡辺江里子(阿佐ヶ谷姉妹) こがけん(おいでやすこが)
今回のテーマは「いびき」。番組のアンケート調査では、いびきに悩んだことがある人は約4割。あの松尾芭蕉も弟子のいびきに悩んでいたとされる。
閉塞性睡眠時無呼吸症の患者は2200万人いると推定される。アメリカ・ウィスコンシン州の30~60代の男女1522人に対して行った18年間の追跡調査によると、睡眠時無呼吸症でない人の死亡率は18年間で1割に満たないが、治療をせずに過ごした重症の睡眠時無呼吸症の人の死亡率はなんと4割以上。呼吸が止まると体内に酸素を取り込めなくなり、血液中の酸素量が低下。血液中の酸素量を示す酸素飽和度は正常に呼吸している状態で96~99%。90%を下回ると呼吸不全の状態とされ、これが続くと酸素吸入などの処置が必要となる。重症の睡眠時無呼吸症の人の中には50%まで下がる人もいる。酸素飽和度50%はエベレストの頂上にいるような状態だという。睡眠時無呼吸症の患者の半数は高血圧も抱えている。この他、睡眠時無呼吸症の人が交通事故を起こすリスクは正常な人に比べて7倍という調査結果もある。
閉塞性睡眠時無呼吸症の患者は2200万人いると推定され、うち治療が必要とされるのは900万人といわれている。ところが、実際に治療を受けている人は80万人程度。その理由の一つは、睡眠時無呼吸症の自覚がない人が多いため。睡眠時無呼吸症になりやすいかどうかを見抜く方法を紹介。舌を目いっぱい出したときの口蓋垂の見え方を4段階レベルで判定。全部見えるはクラス1、先端以外は見えるはクラス2、根本がかろうじて見えるはクラス3、まったく見えないはクラス4。クラス3と4の人は睡眠時無呼吸症のリスクが高い。
- キーワード
- 富士山日本睡眠学会閉塞性睡眠時無呼吸症
閉塞性睡眠時無呼吸症の原因は「肥満」と「あごが小さい」。日本人はあごが小さい人が多いため要注意。あごが小さいかどうかは、定規を鼻先と上唇にあて、下あごがつくかどうか確認することで分かる。
睡眠時無呼吸症と診断された人には主に2つの治療法が用意されている。1つはマウスピース。一般的に軽症~中等症の患者が使用する。もう1うはCPAP。主に中等症~重症の患者が使用する。病院から借り出して使うもので、鼻から空気を送り込んで気道を広げることで睡眠中の呼吸停止を防ぐ。
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- 睡眠時無呼吸症
いびきの音が気になる方にオススメの簡単セルフケアを紹介。1つ目は横向き寝。横向きで寝ることで舌の落ち込みを防ぎ、気道を確保。いびきの改善が期待できる。2つ目はスニッフィングポジション。首元にタオルなどを敷き、鼻を少し持ち上げ、呼吸しやすい位置に調節。こうすることでいびきの改善が期待できる。
エンディング映像。
次回予告が流れた。