閉塞性睡眠時無呼吸症の患者は2200万人いると推定される。アメリカ・ウィスコンシン州の30~60代の男女1522人に対して行った18年間の追跡調査によると、睡眠時無呼吸症でない人の死亡率は18年間で1割に満たないが、治療をせずに過ごした重症の睡眠時無呼吸症の人の死亡率はなんと4割以上。呼吸が止まると体内に酸素を取り込めなくなり、血液中の酸素量が低下。血液中の酸素量を示す酸素飽和度は正常に呼吸している状態で96~99%。90%を下回ると呼吸不全の状態とされ、これが続くと酸素吸入などの処置が必要となる。重症の睡眠時無呼吸症の人の中には50%まで下がる人もいる。酸素飽和度50%はエベレストの頂上にいるような状態だという。睡眠時無呼吸症の患者の半数は高血圧も抱えている。この他、睡眠時無呼吸症の人が交通事故を起こすリスクは正常な人に比べて7倍という調査結果もある。
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URL: http://www.jssr.jp/
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