2026年5月20日放送 23:50 - 0:35 NHK総合

あしたが変わるトリセツショー
「お風呂」パワーで血管・筋肉・脳を健やかにSP

出演者
石原さとみ いとうあさこ 伊藤俊介(オズワルド) 畠中悠(オズワルド) 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。本日はお風呂の取扱説明書。

お風呂の知らない世界
血管若返り

お風呂にまつわる驚きの研究。入浴の頻度と認知症の関係を調べた研究では、夏にも毎日入浴する人は認知症リスクが26%減るとの結果が出た。また国立がん研究センターが3万人20年間追跡した研究では、ほぼ毎日お風呂に入る人は虚血性心疾患が35%減、脳卒中が26%減との結果になった。お風呂に入るほど病気になりにくいことがわかってきた。黒川温泉には立ったまま入る立ち湯があり深さは162cm。1つ目の風呂パワーは水圧。水圧は深くなるほど増加するが一般的な浴槽でもかかっている。もう1つの風呂パワーが温熱。ちょっときついランニング、40℃のシャワー、60℃のサウナ、40℃の風呂をそれぞれ10分間でどれくらい体温が上がるか計測。その結果ランニングでは-0.2℃、シャワーは+0.2℃、サウナは+0.4℃、風呂は+0.9℃と風呂が一番温まっていた。その答えが血流。それぞれの血流量はランニングで1.3倍、シャワーで1.6倍、サウナで2.9倍だが風呂は4倍も血流量がアップしていた。風呂に入ると体がどんどん温まっていくが体温が上がりすぎると脳が判断し熱を分散させるために皮膚や手足の血流を増加させる。さらに水圧により血管が圧迫されると静脈から心臓に血液が戻りやすくなるという効果もある。この2つのパワーで血流が良くなる。ではなぜ病気のリスクが下がるのか。体の中で一酸化窒素という物資が生まれる。その効果は血管拡張で、狭心症の治療に使われるニトログリセリンを飲むと一酸化窒素を発生させ血管が16%拡張する。最近一酸化窒素の血管拡張が病気予防に役立っていることが分かってきた。血管が開くことを繰り返すとストレッチをしている状態になりしなやかになって若々しい血管が保たれる。血流により血管の細胞が刺激されると一酸化窒素が出て血管を拡張する。入浴の前後で血管の幅を測定すると、21.9%も拡張していることがわかった。これが風呂に入る回数が多いほど病気のリスクが減る理由の一つだと考えられている。

キーワード
ニトログリセリン国立がん研究センター脳卒中虚血性心疾患認知症黒川温泉
筋肉覚醒

風呂メーカーもリラックスを追求している。大手メーカーのイメージ映像で目指したのが究極のリラックス。そこで目をつけたのがお湯の浮力。これを利用すると宇宙と同じフワフワ感を味わえるという。畠中が実際に浴槽に入ってみる。入る前に測定した体重は86kgだったがお湯につかっている状態だと16kgほど。肩までつかると体重は6分の1となり月に行ったのの同じくらいだとされる。ドイツのお風呂テルメでは生活習慣病対策など、れっきとした治療の現場となっている。病院と連携して病気の改善に役立てている。腰の手術をして車いす生活だったという女性は今は運動や車の運転もできるという。実際にやっている動きは簡単そうだがインナーマッスルが鍛えられている。筋肉は体の表面にあるアウターマッスルとその奥にあるインナーマッスルに分けられる。インナーマッスルは大きな力は出せないが関節の位置を正しく保ち滑らかに動くようにしてくれる。しかし鍛えるのが難しいとされる。実際に筋肉をエコーで観察してみる。水のない状態と風呂に入っている状態で同じ動きをしても、水中のほうがインナーマッスルが動いていた。その理由が浮力。水中では浮力によりアウターマッスルが脱力し、その代わりにインナーマッスルが動くようになる。お風呂で簡単にできるインナーマッスルトレーニングを紹介。まず手の振り子運動。手の平を内側にして腕を真っ直ぐ前に伸ばす、腕の付け根から左右にゆっくり動かす、左右の腕でそれぞれ10回ずつ行う。次に足の振り子運動。足を浮かせて付け根から左右に動かす、左右の足でそれぞれ10回ずつ行う。それぞれ1~3セット行うが週2回からでもOK。

キーワード
国士舘大学
ひらめき脳

オリジナルのロボットでアイデアや技術を競うコンテストであるロボコン。熊本高専熊本キャンパスロボコン部にはどうしても成し遂げたい優勝という夢があったが去年の大会、ロボットで箱を積み上げてそこをくぐる競技に挑戦。積み上げて作ったゲートの高さやくぐった回数がとして計算され勝敗が決まるが、熊本高専は大会記録となる高いゲートを積み上げたものの対戦相手は低い簡単に積み上げられるゲートをつくりひたすらくぐる作戦をとり、その結果優勝した。熊本高専のメンバーは、アイデアの奇抜さが足りないと話す。実はお風呂は使い方によってひらめきがおりてくる。正解はシャワーを浴びるだけ。京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授は、お風呂でのひらめきがなかったらiPS細胞はできていないと話す。またケイティ・ペリー、ファレル・ウィリアムス、アーロン・ソーキンなどの海外の著名人もシャワーを浴びている時に閃くと話している。なぜシャワーでひらめくのか。研究しているバージニア大学のザッカリー・アーヴィング准教授は、シャワーにはひらめきを生む2つのポイントとしてぼんやりとほどよい刺激を挙げる。ぼんやりしている時の脳は様々な思考の間を行ったり来たりする状態になる。そこに気をそらしすぎない様なしげきが加わると、今まで考えもしなかった思考が結び付き独創的なアイデアが生まれるという。ぼんやりとほどよい刺激という条件がシャワー以外でも揃いやすいと言われているのが、散歩、皿洗い、歯磨きなど。ひらめくコツはアイデアに行き詰まった時に浴びること。熊本高専ロボコン部にシャワーを浴びてもらい、その前と後で問題に対する答えを書いてもらった結果、いつもより面白かった、アイデア出しにしようかなと話した。ちなみに決勝戦でグルグル回って優勝した旭川高専のメンバーはあの作戦について優勝後のインタビューにて、お風呂でシャワーを浴びていたら思いついたと語っている。

キーワード
アーロン・ソーキンケイティ・ペリーノーベル賞バージニア大学ファレル・ウィリアムス京都大学iPS細胞研究所人工多能性幹細胞合志市(熊本)旭川高専熊本高等専門学校
温度・時間

夏もお風呂を安全に楽しむためのポイントを紹介。熱いお湯や長湯には要注意。42℃のお湯に10分入ると健康リスクが増加してしまう。入浴の目安は温度が41℃以下、時間は10分まで。お湯から出る時は急に立ち上がらないようにする。血管拡張効果は分けて入浴しても得られる。入浴前後には水分補給を忘れずに。血圧が高い方や持病のある方は主治医と相談しながら体に負担のない入浴法を試す。

(エンディング)
次回予告

あしたが変わるトリセツショーの次回予告。

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