- 出演者
- 進藤晶子 加藤浩次 伊集院光 森永康平
オープニング映像。
ゲストを紹介。今回紹介する「重厚長大産業」にちなんで、伊集院光は自身の体型について「生き物としてビビる大きさ」などコメント。森永康平によると、日本はかつて重厚長大産業で栄えてきたが、80年代ごろから半導体や家電など軽薄短小産業が主流に。今改めて注目されている重厚長大産業の特徴は、「繊細で重厚長大であること」。
神戸の寄神建設が手掛けているのは、日本最大級の起重機船「海翔」。長さ120m、幅55m、総重量1万5000トン。1隻で150億円。橋桁や海に沈んだ船の引き上げなどに活用。クレーンは長さ150m。最大4100トンまで運べる。内部に空のタンクが複数あり、これが浮き輪の役割をして重いものを吊っても沈まない。傾いた場合、このタンクに海水を入れて調節。その操作は19個のレバーで行う。2日で橋を架けられる技術。
岡山県笠岡市のJFEエンジニアリング。手掛けているのは、「モノパイル」という洋上風車の根っこの部分。長さ60m、直径10m、重さ2500トン。風車は大きいほうが効率的に発電できるため、これに合わせて根っこも巨大化。1本あたりの値段は、マスターズゴルフ優勝賞金(5億5000万円)以上。巨大な鉄板を少しずつ曲げて円形にし、継ぎ目を特殊な方法で溶接して完成。輪っかを繋ぎ、長さは最大100mに。今後も年間100基前後で建設が進む予定。
千葉県佐倉市にあるフジクラ社。創業140年。昨年、株価は1年間で6倍に。東京ドーム10個分の工場で手掛けているのは光ファイバーケーブル。光を流して大量のデータを送る線で、いま電線や地下に拡大中。AIブームの今、デジタル業界から引っ張りだこ。素材は不純物なしの透明な人工ガラス。1つの塊でケーブル3000km分になる。
千葉県佐倉市にあるフジクラ社。手掛けているのは光ファイバー。ガラスの塊1つでケーブル3000km分になる。塊を熱で溶かして重力で引き伸ばす仕組み。最終的には細さ0.1mmに。光ファイバーはケーブルが細いほうが多くのデータを送れるため、この細さが重要に。
- キーワード
- フジクラ
繊維強化プラスチックを手掛けるスーパーレジン工業。万博の「太陽の塔」でも内部の構造に使われた素材で、特徴は軽くて耐久力があることなど。未来の重厚長大産業の礎になる可能性。
次回の「がっちりマンデー!!」の番組宣伝。