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田中卓志、宇賀なつみはサンシャイン60の展望台にてトーク。宇賀は高校生時代、交際していた彼氏とデートで訪れたことがあり、著しい変化に驚いているという。今回、2人はサンシャインシティ、東京芸術劇場の魅力に迫る。
オープニング映像が流れた。
サンシャインシティは5つのビルでできた日本初の複合開発ビルとして1978年に竣工した。シンボルであるサンシャイン60は高さ239.mで、完成当時はアジアNo.1の高さだった。ホテルや水族館が入ったビルなどを含めると敷地面積は54000平方メートルで、かつては東京拘置所として使われていた。サンシャインシティのコンセプトは「日本一の街」で、ジムに博物館や劇場といった文化施設、ハローワークに郵便局などもある。首都高速道路の東池袋の出口とも直結し、年間来場者数は3000万人を超える。サンシャインシティの噴水広場は4層吹き抜けで、自然光を取り入れている。白い柱は大理石で、色や模様の統一のため大理石の山を1つ購入したという。宇賀なつみは中学時代、デビュー直後のEXILEが噴水広場でパフォーマンスしていたのを思い出した。開業当時からミュージシャンのライブなどが開催されていて、おニャン子クラブの新曲発売イベントには定員500人に4000人集まった。
サンシャインシティの屋外広場はショッピングセンターの屋上にあたり、すべてのビルとも繋がっている。有事の際には一時避難場所となり、東西南北に外階段を設けている。また、東日本大震災後、サンシャイン60には地震の衝撃を吸収する3種類のダンパーが666個つけられた。続いて、日本で初めてビルの屋上に建設されたサンシャイン水族館の秘密に迫る。まず、建設の段階で、残されていた敷地は狭い屋上スペースしかなかったという。メイン水槽の石は手前に置かれ、照明は手前を明るく、奥部は暗くすることで遠近感を出している。また、建物の支柱を岩でコーティングすることで水槽の風景に溶け込ませている。田中卓志は屋上で「天空のペンギン」を鑑賞し、「屋上に作って正解じゃないですか」と語った。
東京芸術劇場ではオーケストラの定期公演、野田秀樹氏が手掛ける舞台などが上演されてきた。設計者は文化勲章に輝いた芦原義信氏で、劇場に隣接する池袋西口公園、銀座にあったソニービル、駒沢オリンピック公園体育館も手掛けた。劇場内部は自然光を取り入れるアトリウムで、舞台を観劇しなくても出入り自由。また、地下1階に2つの劇場、2階に800席の劇場、7階に2000席規模のコンサートホールがあり、いわば複数の劇場が積み上がった構造となっている。地下鉄の駅から劇場へ直結していてアクセスも便利。駅上部に劇場をつくっては振動が影響を及ぼしかねないと、劇場を積み上げた構造に行き着いたという。
東京芸術劇場5階の天井には絹谷幸二氏のフレスコ画がある。場内にはいくつものアートが配されていて、芦原義信氏は自らが手掛けた建物、広場にパブリックアートを設置することを念頭に置き、設計していたという。コンサートホールには世界最大級のパイプオルガンがあり、回転することでクラシカルなデザイン、モダンなデザインへ表情を変える。様々な時代、地域に合わせた音楽を演奏できる。東京芸術劇場は2011年から12年にかけて大規模な改修が行われた。コンサートホールの舞台は拡張され、天井の反射板の形状を改良するなどしてよりよい音を堪能できるようになった。田中卓志が歌声を披露し、思わず上手いと思ってしまったという。また、アトリウムのエスカレーターは改修で壁際に寄せ、空間の広さをより実感できるように。宇賀なつみは「何百回と通っていたのに何も知らなかった。勿体なかったっていう悔しい気持ち」と述べた。
エンディング映像。
「すこぶるアガるビル」の次回予告。
「岸辺露伴は動かない」の番組宣伝。
「NHKスペシャル」の番組宣伝。
「新プロジェクトX ~挑戦者たち~」の番組宣伝。