- 出演者
- 小林千恵 新浜レオン
オープニング映像が流れた。
きょうのゲストは歌謡歌手の新浜レオンさん。新浜レオンさんに質問「NHK紅白歌合戦どうだった?」に対し憧れて歌手になったので叶って本当に嬉しかったなどと話した。
- キーワード
- NHK紅白歌合戦
毎週火曜夜7:57放送の「うたコン」。NHKホールから公開生放送で臨場感たっぷりのステージをおよそ3000人の観客といっしょにお届けしている。懐かしい名曲を若い世代が新しいアレンジで歌い継ぐことも。「うたコン」は世代を超えて楽しめる音楽番組となっている。幅広い演出を可能にしているのが「うたコン」専属バンドによる生演奏である。今回は特別に制作の舞台裏を取材した。
新浜レオンさんも「うたコン」」には何度も出演している。デビューしたのが2019年だが毎年出ているとのこと。前に出演した際のことを話していった。「うたコン」の最大の特徴は「生放送」「生演奏」である。「うたコン」には専属バンド「music concerto」がいるという。
放送5日前に放送センターのスタジオに集まった6人。およそ30人からなる「うたコン」専属バンド「music concerto」のメンバーである。今回の演出を担当するのは河野亜希子ディレクターで担当する回のテーマは作詞家の阿久悠さんで生前に送り出した名曲の数々を届けるとのこと。欠かせないのは楽曲のアレンジとなり演出の意図や歌手に合わせて編曲をし直すことで、「うたコン」ならではの魅力を生み出している。曲のアレンジをする1人が「うたコン」の音楽監督を務める栗田信生さんである。前身の番組から30年以上にわたりアレンジを担当している。およそ2週間前からディレクターと打ち合わせを重ねてきた。今回特に工夫してアレンジをしたのが尾崎紀世彦さんのまた逢う日まで。番組では島津亜矢さんがカバーする。島津さんの力強い歌声を生かしながら盛り上げたいというディレクターの想いを受けて、華やかなコーラスと手拍子を入れるというアレンジを考えた。演奏のテストをして理想の形へ近づけていく。そしてイメージ通りになっているかディレクターと確認する。アレンジャーの栗田さんからはサビをもっと盛り上げようと提案があった。栗田さんの提案を受けてディレクターは生放送直前にお客さんと手拍子の練習をすることに決めた。方針が決まったら演奏を録音。
新浜レオンさんは仮で作っていただいている音を事前に聞けると本当に助かるなどと話した。こうした楽曲のアレンジは「うたコン」では新たに7曲から10曲をアレンジしているという。特に往年の名曲のアレンジに力を入れており若い人にも新鮮な気持ちで聞いて歌い継いでもらいたいという想いがこめられている。ここからは本番当日・生放送に向けて着々と進められる準備に密着した。
「うたコン」の公開生放送が行われるNHKホール。専属バンドのメンバーおよそ30人が集まった。午後1時過ぎ、歌手とのリハーサルが始まる。チェックポイント1つ目は音である。音響スタッフが歌手の間近でスピーカーなどの音が歌いやすい響きになっているか確認する。チェックポイント2つ目は証明であり当たり具合を細かく見ていく。数々のポイントの中でも大切なのがカメラの”カット割り”となっている。テンポよくカメラを切り替えるためにディレクターはカット割りを事前に決めておくこととなる。しかしリハーサルをすると想定とことなる部分も出てくるため生放送当日も確認しながら修正を重ねていく。一方その頃ホール地下のリハーサル室では乃木坂46がダンスの練習をしていた。そこへやってきたのはピンク・レディーの増田惠子さんだった。「うたコン」の魅力の1つが複数のアーティストによるコラボレーション。今回はピンク・レディーの代表曲2曲を一緒に披露する。乃木坂46と増田さんが一緒に練習できるのはこの時だけとなる。
生放送の約1時間半前、NHKホールが開場。観客を出演者たちのメッセージボードがお出迎え。生放送12分前、ステージでは観覧に際する注意点の説明が始まった。また、この日は島津亜矢さんの歌を一緒に盛り上げてほしいと手拍子の練習をした。その頃、舞台袖には今日の出演者が集まっていた。丘みどりは「一回きりの生放送なので緊張感がある」などと話した。夜7時57分、生放送が始まった。事前準備のかいもあり、生放送はスムーズに進行。時間の許す限り振り付けの練習をしていた増田惠子と乃木坂46のコラボレーション。島津亜矢がカバーした尾崎紀世彦の「また逢う日まで」はスタッフが観客と一体となって盛り上げたいという思いをアレンジに込めた。
うたコンは45分番組。決められた時間内に収めるため、生放送中にプロデューサーたちが緊迫した様子でやりとりしていた。舞台袖では司会者と緊急で打ち合わせ。最後は堺正章さんに感想を聞いて終わる形に。無事放送が終わった。生放送の司会を終えた谷原章介は「歌い手の皆さんは観客がいることによってパワーをもらってすごい力が出て、すごい何かが起きているんだということを伝える思いでやっている」などと話した。
うたコンの生放送の映像を受けてのスタジオトーク。新浜レオンは生放送というミスが許されない緊張感の中で感動が生まれる、歌える喜びを噛み締めてこれからも精進していきたいなどと話した。うたコンは2月18日も夜7時57分から生放送。テーマは「1975年のヒット曲特集」。布施明や細川たかしなどが出演。
「どーも、NHK」の次回予告をした。